『書斎の競馬』元編集長のひとりごと

馬・車券歴40年以上50年未満。いつの間にかいい歳になった。

京成杯AH

2006-09-06 08:16:05 | 競馬
04年、05年と連覇したマイネルモルゲンが今年も参戦予定。トップハンディの57.5キロで、鞍上は主戦の善臣から吉田隼人にスイッチ、三連覇は厳しいかも知れないが、マイネル勢は、先週の6頭使いに続いてマイネルスケルツィ、マイネサマンサなど印のつく有力馬含めて4頭登録してきた。馬券のカギはこのマイネル勢の取捨。

開幕週競馬だから速い時計が出てもおかしくはないのだが、マイネルモルゲンは05年が33秒3、04年は32秒8、それぞれの2着馬が条件馬のニシノシタンとか、盛りの過ぎたシャイニンルビーで、レースレベルがそんなには高くなく、相手に恵まれたといってよい。
ちなみにのちにマイルCSを勝った01年のゼンノエルシドの勝ちタイムは1分31秒5だった。
今年はそんな強力なスピード馬がいるわけではない。
良で33秒前後というメンバーだと思う。

善臣の乗るマイネルスケルツィは、きさらぎ賞で秋の主役のドリームパスポート、メイショウサムソンと差のない競馬、NZTではインからの横綱相撲でファイングレイン、ロジック(NHKマイルCの勝ち馬)を破った。
NHKマイルCはフサイチリシャールと人気を分けたが、府中では逆に最内枠が仇となった感じで馬群の中でもまれっぱなし、見せ場すら作れなかった。
今度は3戦3勝と得意の中山コース、時計もNZTが33秒5だから、かりに1秒速くなっても対応可能、54キロも恵ハンディだ。

マイネサマンサは一番人気に支持された札幌のクイーンCが8着だった。
6歳牝馬でもう峠を越したかもしれない。
休養後3走したが、いいころの状態には戻っていない。
マイルは牝馬限定重賞で1、2着、持ち時計は京都の33秒5、主力と差はないがそれほど速くもない。

インセンティブガイはみかけだけならデュランダルとか、僚馬ハットトリックなどと比べても遜色ない馬なのだけれど、みかけほどは走らず人気裏切りタイプだ。
ただ力をつけていることは間違いなく、安田記念はかなりの不利を受けたが勝ち馬から1秒差の6着だった。
中山のマイルは今年1月に1分32秒4で勝っていて、時計的には上位といってよい。

関屋記念1、2着のカンファーベスト、ダイワバンディットなども使ってきそうだが、ともに新潟の夏だから走ったという印象で、中山マイルというタイプではない。
むしろカツハルのしくじりで4着だったローエングリンの方が、往時は望めないにしてもスピードの裏付けはある。
5着ワディラムは好調期長いが、ピークかな