狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

雑録

2006-07-31 05:49:13 | 日録

はるをむかえました。
ごじゅうねんめのはるのようなきもしますし、
ろくじゅうねんめのはるののようなきもいたします。

さくねんは、
うつくしい、しかもりっぱな、
かぞくししゅう〝おかあさんのせなか〟を
いただきっぱなしで、どうかんしゃしてよいのかまよっています。
ただ、こごえで、
どうもありおがとうと、
じぶんに、いいきかせるのみでありました。
こころをこめて!

くれに、
せいかくには、
じゅういちがつじゅうろくにちから、やく、はつかかん、
おさけをのみすぎて、にゅういんせいかつをあじわいました。

どくしょができ
にっきがかけて、きくのかおりがただようびょうしつで、
ごうかなにゅういんせいかつでありました。

たいいんし、
おしょうがつには、からおけすなっくで、
ううろんちゃを、ばっぽりのみました。
いまは、すっかりよくなりました。
きいろいうんこを、こころゆくまでたれ、
へいわをまんきつしています。

まっぴつなから、
あなたさまの、ごたこうをいのる。
ちいさなしじんたち
いちろうくん、はるなちゃん、はじめくん、まさるくんへ、
おおきな、さいわいあれ。

せんきゅうひゃくきゅうじゅうにねん、しょうがつ。
               たに より

言語障害者、4人のお子さん、酒乱の夫と離婚の経歴、詩人。熱心な日刊「赤旗」の配達者。そんなOさんとの文通が途絶えて14年以上経つ。
古い日記帳の中に、挿んであった感熱紙のメモが見つかった。懐かしいワープロ文字である。
字が薄れてやっと読めるのを書き留めた。

真夏の年賀状で恐縮だが、このブログから、彼女の住所が判って、再び文通ができたらと、念じて再録したつもりでいる。
                 






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