狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

続宝篋山

2007-10-06 22:33:45 | 日録
朝小雨が残ると言う予報であったらしかったが、殆ど快晴である。急遽小田の「宝篋山」行く事に決める。

 昨日、ひと月の内、半分以上山登りを愉しんでいる畏友Tさんに、あすの宝篋山行き決行を報告し、登山道を尋ねたら、『「宝篋山」ハイキングコー』スというパンフレットまで持参してくれた。
 さらに夜には、
「19時の天気予報では明日の朝方まで雨で、昼過ぎから晴れる様子ですが、雨後は登山道が泥濘滑りやすくなるので、一日延期してみては如何でしょうか。
 つまらぬ事で怪我でもすると大変です。もし行くのであれば十分注意して登ってください。」とまで心配りのメールまで頂戴した。有り難いことである。

 登山と言えるかどうか。それでも461メートルの山を徒歩で登るのである。高齢者のわれら夫妻にとっては、快挙と言っても差し遣いないだろう。嘗て(おおむかし)筑波山にまだケーブルカーもロープウエーもなかった頃、筑波山(876㍍)へ2~3回、団体やグループで登ったことがあるがそれ以来である。
 だが、前日はやはり緊張していた。
以前やはりTさんに、
『 素朴な質問。連日の山歩き、弁当はどうすんだっぺ?などと浅はかな考えを浮かべています。』とメールを送った事がある。
 
『食料大臣答弁。
 山歩きの基本と言ってはなんだが、昼食はオニギリか好みによりパンなどを持つが、歩行時間が昼に掛かる時は必ず持参する事。
 それから歩いている時に意外とエネルギーが切れる事が有るので、アンパン、飴、チョコレートなど消化が良く、すぐエネルギーになる物を携行する事。
 それから忘れてはならない事は水(日差しの強い時は多めに)平地と違い、雨が多いので雨具、特にこれから寒くなるので防寒具(歩いている時は暖かいが休むと急に寒くなる)汗拭きタオルなどは必携となる。
 蛇足だが膝の保護の為靴下は厚手の物を(下に薄いのを履きその上に厚手の物を)手袋も忘れない。』微に入り細に亘る解説をお寄せもなった。


登山は、上り下り、5時間かけて、安全第一を旨とした。下りは別コースを選んだ。山頂で出会った、この山に何度も足を運んでいるというベテランの方ともベンチで腰を掛けながらお話を聞いたが、下りのほうが滑りやすいので、登るときとと、同じ時間をかけている、とアドバイスをうけた。女性同士2人組。熟年ご夫婦に山頂で出会ったが、みなみな親近感を覚えるいい方たちばかりであった。
 トイレの場所が分からなかったので、今登ってきたばかりのご夫婦に尋ねたら、親切に教えてくれた。終点から少し下って、登ってきた道とは別なコースへの降り口だった。
 あまり綺麗だったので、内部まで撮してしまった。



 山頂より眺める筑波山のアングルは、H.Pでも数多い風景で、人口に膾炙していると云わねばならぬ。
 そこから約180度回って、筑波山に背を向けた下界である。日本で2番目に大
きいとされるK湖が遠くに見えるが、実景はもっと迫力がある。すっきりと澄んだ秋空とはいかぬ今日の天気である。
 また秋晴れの日には、これから約90度右に、富士山がくっきりと写しだされるという。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
登山とは見事 (aqgel)
2007-10-07 17:57:53
なにわともあれ登山とは天晴れ。やはり若い頃から使ってきた体。今に至るも健在と言うことですな。小生などは若い頃から軟弱で、ために筋力が弱く、減食に努めても体重はいくらも減らず、チョットした神社の階段でもダメな始末で、平らな地面を犬を連れての散歩が精一杯と言うところです。
あと暫らくすれば、あの炎暑も何処へやら。向寒の季節とて、お互いに御身大事に。    匆々
返信する
老年を実感 (tani)
2007-10-08 21:25:15
啓いやぁー、草臥れました。老年になったことを実感しました。
二人でリックサックを背負って行きました。
小生が赤、彼女が黒のリックサック。
二人で並んで、睨めっこの写真に撮りたかったですが、シャッターを押してくれる人無。
こんな名山が近くにあるとは、今日まで知りませんでした。そんでわまた。
返信する