狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

 寺の忘年会

2007-12-20 10:00:46 | 日録
          

今年を締める忘年会会場である。場所は、天台宗古刹の客殿。
参加者は、われわれ毎週土曜朝の「朝行」の会、毎月の写経の会、合わせて20数名。勿論寺の正副住職含める。数年前までは、和讃の会という、県の大会などでも好成績を修める好グループもあり、毎月修練を重ねており、忘年会はこの三者の合同忘年会であったが、主事格である老住職夫人の病弱のため、今は中止しているらしい。その仲間の姿は見えなかった。
 忘年会といえば、酒(ここでは般若湯というのかもしれない)や、カラオケなどが付きものだが、ここはその後者の設備はない。
 幹事役のYさんは地元中学校の校長を長く勤められた方で、カラオケなども得意とする処だが、その名司会によって、各自己紹介やら、想い出話を引き出させて、座を盛り上げてくれた。

 他の忘年会と異なる点は、最初本殿大広間の仏前で、「摩訶般若般若心経」を奉誦して後、座に着くだけの違いである。
 人後に落ちず、ここでも日本酒は敬遠され、男たちの飲み物の主流は焼酎、女達は伊藤園の緑茶であった。

伊藤園の俳句でお開き忘年会     谷人