拙ノートバックナンバー10月25日付に、
「かわいそうなぞう」について書いた。町が、町の小中学生を対象に、読書の奨励と、その推進の目的で行われている「読書感想文コンクール」の最終審査で、その最優秀作品1、優秀作品2の候補作品が決まった。ボクは小学3~4年生の作品審査員4人の中の1人であった。前にも書いたとおり、選には漏れたが、戦争に関する感想文だったので推薦した。勿論学校名(8校)も、学童名もまだ公表されていない。
「かわいそうなぞう」を読んで
てれびを見ていたら、トンキーの話をやっていたので前に読んだのを思いだして、この本をまた読みました。今がへい和でよかったと思いながら読みました。
今の上野動物園にはぞうが3とういるそうです。昔も3とうで名前は、ジョン、トンキー、ワンリー。せんそうがはげしくなって、ぞうたちがあばれだしたらたいへんなことになるから動物をころすことになりました。
ほんとうは、ころしたくないけれどしかたないのでした。まずだい一に、いつもあばれんぼうでいうことをきかないジョンからです。ジョンは、じゃがいもが大好きでした。でも、どく入りのじゃがいもをたべさせようとしても食べないのです。ぞうは、りこうなんだと思いました。
次に、どくの薬をちゅうしゃすることになりました。でもぞうのかわは、あついのでちゅうしゃもポキポキおれてしまいだめでした。最後は、食べものをやらないことにしました。
ぞうは、せんそうをしらないからとてもかわいそうでした。十七日目に死にました。トンキーとワンリーのばんがきました。この2とうは、こころのやさしいぞうでした。もうぞうたちをころさないでとねがいました。トンキーとワンリーにもえさをやらないことになり、見まわりにくる人を見ると、「たべものをください」と、せがむのです。それを見ている人は、つらいと思いました。
そのうちにみみばかりが大きくみえるかなしいすかたにかわっていったのでした。トンキーとワンリーがおたがいにぐったりとした体とせなかでげいとうをしはじめたのです。よろけながらいっしょうけんめいです。トンキーとワンリーは、それだけ生きたかったんだと思います。
ぞうがかりの人たちは、もうがまんできなかったので、えさをぞうの足もとへぶちまけました。ぞうがかりの人たちはがんばっているぞうたちのことをほっておけなかったんだと思います。
どう物園の人たちは、これをみてみないふりをしていたのです。一日だけでも生かしておけばたすかりのではないかとかみさまにおねがいをしていたのです。トンキーもワンリーもついにうごけなくなってわんりーは、十いく日目もトンキーは二十いく日目に死んだのです。
ぞうたちは、あんなにがんばったのにかわいそうだと思いました。みんなおいおいと声をあげてなきだしました。どの人もぞうにだきついたままこぶしをふりあげてさけびました。
「せんそうをやめろ」みんながかなしいおもいをするならせんそうをやめてほしいと思いました。あとでしらべると、たらいぐらいもある大きなぞうの胃ぶくろには、ひとしずくの水さえも入っていなかったそうです。でもしょうがないと思いました。
せんそうは、よく知らないけど、人や動物がころされていく世の中は、いやだと思いました。せんそうは二度としないでほしいです