狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

総括靖国神社

2007-08-16 21:09:33 | 怒ブログ
昨年の靖国神社の夏は、当時の小泉首相が、靖国神社参拝を強行したので、テレビは状況を、繰り返し放映していたのを思い出す。多数ブロガーの話題にもなった。
 確かに集まった群衆の数にも圧倒されたが、その中から「万歳」が湧き起ったのには、反発する気力もなく、茫然と画面に見入ってしまっただけであった。

 その人達のグループの年齢や職業なのについて、考える余裕もなかった。
62年前あの終戦の放送を、その意味さえ判らず 初めて聴く天皇の言葉の神々しさを味わった、あの時の放心状態に似ていた。
 「朕ハ時運ノ趨ク所堪へ難キヲ堪ヘ忍ヒ難キヲ忍ヒ以テ…」
 この放送を聞いた人もこの群衆の中に必ずいたと思う。

 私はA級戦犯の分祀などということは、問題外であり、この戦争の大元帥である、昭和天皇のご子息であらせられる、天皇陛下が、万難を排して参拝すベきところだと思う。英霊が浮かばれのは、それ以外に道はないからだと信ずるからである。 事実靖国神社の紋章は、天皇家の御紋章ではないか。

 昨年の小生の日記には、次の産経新聞を載せているのみであった。
 終戦の日なり。
 
小泉潤一郎首相は15日、東京九段北の靖国神社に参拝した。小泉首相の終戦記念日の参拝は初めてで、現職首相の8月15日の参拝は昭和60年の中曽根康弘元首相以来二十一年ぶり。小泉首相は平成13年の自民党総裁選で終戦記念日の8月15日に参拝すると公約したが、中国の反発などへの配慮から過去5回は別の日に参拝してきた。9月の退任を控える首相は「最後の夏に」に公約を果たすかたちで、日本の「公約」を守った。(産経8・16)