狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

田?畑?原野?

2007-08-06 11:11:46 | 怒ブログ
ボクの蓬屋は、南面が町道(以前は国道○○○号線であったが、バイパス道路の開通によって、町道に移管されて現在に至っている)に面しているだけで、東も西も北側も見渡す限りの田圃である。
過日、ボクは聞かなかったけれど「"牛蛙"が鳴いた」と妻が言った。
先月末拙宅脇の田圃の空中散布の写真をブログに掲載したら、

>空中散布をして、害虫を追い払い、X県の空気を清浄にしているのでしょうか・・・
それにしても広々とした田園風景ですこと。大規模農家が多そうです。

という純情さまという方から、有難いコメントまで頂戴した。
確かに、朝の空気などは、恐れ多いけど東京真ん中にある「皇居」より清々しい場所だと思う。近所付き合いのない田舎も住所といしては、○妻と晩年を過ごすには最適で、ひょっとしたら、神武天皇ぐらい長生きするかもしれない。

ただ、困ったこともある。(荒地そのものは、それほど迷惑と思っているわけではないが)、北側の一角に、
田であるのか、畑であるのが分からない、写真のような原野に近い所が放置されていることだ。
2年に一遍ぐらい、機械でこの蒲や葦を踏みつぶしたり、秋に火をつけて燃やしてきたが(これは拙宅としては迷惑この上もない)、去年秋から何一つ手を入れていない。不思議なことに、この土地は(地目は畑らしい?)、ある町の有力者が所有農家から、借りて荒らして置くのである。
借地しているのは、ここばかりではない。何町歩(遺憾ながら99.17×xアールといっても実感が湧かないのでこう書いた)も、こういう彼の借地が点在しているのである。

今は、農水大臣ですら、不思議なことをやる時代と言えばそれまでだが、上写真に写っている人通りなど全く無いこの農道に、生まれたばかりの仔猫を箱も餌もつけないで5匹も捨てて行った不可解なひとがいた。

その先どうしたかは、これまた不思議な物語で、読者の想像に任せる外はない。