今朝は、茶の間のNHKテレビニュースに釘付されてしまった。
先月行われた集団的自衛権の行使をめぐる政府の有識者初会合で、安倍総理大臣が、アメリカに向かうかもしれない弾道ミサイルを日本のミサイル防衛システムを使って撃ち落とすことが認められるかどうかなど4つの具体的な類型を示し、議論を行うよう求めたというのである。
懇談会の中には、平時の共同訓練などの場合でも自衛隊の艦船が反撃することを認めるべきだという持論をもつ委員が多いという。
テレビ画面は海上自衛艦の堂々たる威容や、実戦の歩兵部隊を思わせる訓練の様子が次々と放映されていた。
1945年6月10日の悪夢がどこかへ吹っ飛んでしまった。
大日本帝国海軍連合艦隊が、アメリカ太平洋艦隊を撃滅したあの真珠湾攻撃の感激を思い出してしまった。
隣国を仮想敵国としてのデモとも受け取れる、防衛軍の実態とセットした有識者会議風景の放映であった。