狸便乱亭ノート

抽刀断水水更流 挙杯消愁愁更愁
          (李白)

わが短歌抄

2006-09-09 20:16:22 | 日録
私は、Livedoor biogの構築で(goo blogに比べると初心者には、大分難しい。最初何回も躓いた)、Blogの上とはいい、見知らぬnoaさまから、身に余るご指導と、ご助言とを頂いた。そうして、ようやく格好がついてきた。
彼女のProfileによれば、

<福井県
誕生日 2月23日
年 齢 30代
趣 味 スキー、テニス、ガーデニング、DIY
自己紹介 広く浅く、日々の研究を重ねてますw >
という事である。
彼女はその主筆Blog「ネコのワッチ研究所」で流麗、かつ佳調なる短歌を発表なされている。

小生もそれにつられて、約20年以前に遡って、発表したことのある短歌小冊子から抜粋した数首を、厚かましくも彼女のblogに、コメントとして贈ってしまった。(ワカサの至り歟。赤面。)

今日は彼女には無関係の〝怒りの歌〟をここに書き留める。散逸防止の為(散逸したって怒ぉッチわけも無いが)記しおく。

 Y法律事務所(今では実名を書いても憚らないが当時のままとする)のために
  -ごろ「ごろつき」の略。「政治ー」他人の弱点に乗じて
   不当の利益を強請する悪漢。(広辞苑)

理不尽の 内容証明郵便に 孤高の月あり 冴へ返りたり

暫し待つー。法律相談に 気配なく 岩波文庫 古びてありぬ

擦れ違ふ 廊下に原告 うつむきて 寄り添ふ k弁護士 冷酷の貌

自らを冷たく見つゝ 売店に「しんせい」購ふ声 怒号となれり

底冷えの 裁きの庭は ごろ に耐へ空転の二年 忽ちに過ぐ

諭されて 不満の「和解」のむわれを映すガラス戸しみじみと見き

歳月やー。そを憎しみに暮れ 折半の和解の金策 なすあてもなし

呪ひをこめる 送金の口座は鄙の邑に別名義なりY法律事務所は

グラマン事件 鋭く衝きて放映の 意識隠さぬ 禿頭のY代議士

万博も 忘れ過ぎしか 高架道反対運動に その名ありしといふ

うらぶれて。師と仰ふぎきし 老志士の「先進丸」の筆跡寂しくもあるか
(1986,8)