中田人材経営サロン

元ソニー人事部長であり、青山学院大学客員教授の中田研一郎より、企業の視点と個人の視点で「キャリア」「生き方」を語ります。

未来に生きようということ

2007-03-07 10:02:09 | コラム
昨日の続きです。

「2つ目は未来に生きようということ」

若さとは悩みの異名であり、若いときは、ともすれば悩みに圧倒されて
反省することのほうが多くなってしまいます。
しかし、若者は過去を振り返るよりも、「未来に生きることの大切さ」を
訴えました。

仏法では今の一瞬の心を「一念」といいます。
「一念」の「念」とは、「今」の「心」と書きます。過去はもうない。
未来はまだない。今、この一念から自分の人生のドラマは始まる。
自分の人生ドラマを良くするも悪くするのも、今をおいてない。
今の一瞬にすべての可能性が含まれており、
それをどちらの方向にもっていくかは自分次第だということです。

しかし、「今を生きる」とは刹那的に生きることではなく、
未来を志向するということです。
過去を振り返るよりも明日、来月、来年こそ自分にとって最良にしようと
常に未来を志向して「今を生きよう」ということを学生に訴えました。

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明日は3つ目についてお話します。

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