中田人材経営サロン

元ソニー人事部長であり、青山学院大学客員教授の中田研一郎より、企業の視点と個人の視点で「キャリア」「生き方」を語ります。

中国だけでなく、韓国ほかアジア諸国の人材にも注目

2008-03-19 09:10:22 | パブリシティー
中国だけでなく、韓国ほかアジア諸国の人材にも注目

従来、中国人は安価労働力として魅力だった。
日本に来ている日系ブラジル人や中国人の季節労働者はかなり多い。
経団連などでもそれらの外国人労働者を日本の社会にどのように受け入れるか
ということが、議論されている。

しかし高度に発達した情報化社会ではソフトウエアあるいは
ファームウエアを中心に、マンパワーに対するニーズが増大していることは
既述の通りである。
また中国に限らずインド、韓国などを人材の供給源にしている日本企業は少ない。

ソニーに在職当時、韓国のソウル大学、高麗大学、延世大学すべて訪問し
採用活動した。どこの大学でも、日本の大企業の人事部長が来たのは
貴社が最初だ、多分、最後になると思うといわれた。
そこでダイバーシフィケーション構想を説明、日韓友好関係にも寄与するだろうと
持論を述べて、歓迎の表明を受けた。

戦後50年、日米関係繁栄の1つの要素は日本の多数のビジネスマンが
アメリカを訪問し、アメリカを理解し、交流を深めることによって、
相互理解が深まったからだと理解する。
その意味で、日中、日韓関係は淋しい。しかし手をこまねいてはよくない。
とにかく上記のような事例を参考にして活路を開いてほしい。

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次回は、「増大する中国の大学進学率」の項をお伝えします。

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