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映画 シャイニング(1980) スティーヴン・キングVSスタンリー・キューブリック。才能のぶつかり合いです

2019年08月14日 | 映画(さ行)
 アメリカのモダンホラーの小説家スティーヴン・キングの作品は多く映画化されているが、大ヒット作もあれば、全く見向きされない作品も多い。もちろん今回紹介するのは大ヒットした方の作品。出来上がった映画を観たスティーヴン・キングが激怒したのが、今回紹介する映画シャイニング。一応小説の方も買ったのだが、読むことなく埃が被ったままになってしまっていて、原作と映画の違いはわからない。まあ、原作と映画が大いに違うというのはよくあること。しかし、スティーヴン・キングが後に自ら監修を務めてテレビドラマ化するとは、かなり映画の内容に不満をもっていたことが確かだ。 
 しかし、原作者が映画化版に腹を立てていたからと言って映画の出来が悪いとは限らない。だいたい本作の監督は天才スタンリー・キューブリック。その華麗なる映像表現、カメラワークは本作においても魅せるように小説界と映画界の異端児及び天才同士の対決が見られる趣がある。
 ストーリーは売れない作家や超能力が出てくるように、この原作者らしさが出ているホラー。今ほど貧乏暇なしと感じさせる時代は無いと思うのだが、本作の主人公らしき(?)家族たちは半年の間だが、誰も居ない豪華ホテルで生活できるようになる。邪魔者は入らず、食料の貯蓄は充分にあり、時間はたっぷりあるような、働けども働けども楽にならないような俺にしてみれば憧れるような生活をしている家族を見ることができる、と思っていたら後半は怒涛の如く恐怖が襲い掛かってくる。退屈に感じるような生活が一転して、ホテルの中や雪が降り積もる庭園を逃げ回るような慌ただしい展開。こういう映画を観るとやっぱり人間同士の付き合いって大切なんだと心からそう思う。

 大金持ちのように、大きな家で暮らしたいと思うような気持が一気に吹っ飛ぶようなストーリーの紹介を。
 小説家志望のジャック(ジャック・ニコルソン)は管理人として、コロラド州の山頂にある由緒あるホテルに妻のウェンディ(シェリー・デュバル)と息子のダニー(ダニー・ロイド)の三人でやって来た。この地は冬は豪雪地帯になってしまい、利用する客はいないので従業員も去り春を迎えるまでの半年間、家族3人だけでホテル暮らしをすることになる。
 しかし、シャイニングと呼ばれる超能力を持つダニーはホテルに来る前から怖い夢を見るようになる。それはホテルに来てからも同じで夢に現れるだけでなく、実際に現れたりする。そして、邪魔も入らないホテルで執筆活動をしていたジャックは精神が狂いだし、その狂気じみた行動は、妻のウェンディと息子のダニーに向けられるのだ・・・

 シャイニングと呼ばれる超能力だが、ダニーともう1人持っている者が出てくるのだが、俺が見たところ超能力が全く活かされていないように見えた。まあ、あるに越したことはないが。しかし、この映画の見所はやっぱりジャック・ニコルソンの壊れっぷりだろう。普通に立っているだけでも怖い顔をしているのに、更なるオーバーアクトが恐怖を助長する。また、奥さん役のシェリー・デュバルが良い。恐怖に歪んだ顔がとても素晴らしいし、この人も元々の顔がホラー映画に合っている。
 そんな夫婦役の両者の演技が素晴らしいが、キューブリック監督のイマジネーションは流石だ。巨大迷路、双子の少女、トイレでの会話シーン、ワープロで打たれた文字など一つ一つのシーンが非常に印象的で効果的。そして、俳優の表情を写し出すシーンがちょっと変わった角度から撮られていたりしているのが、常人にはないセンスを感じさせるし面白い。
 ホラー映画なのに芸術的センスを求めている人、ジャック・ニコルソンのやり過ぎな演技を見たい人、ハラハラドキドキする映画を観たい人、冬の雪山が好きな人・・・等に今回は映画シャイニングをお勧めとして挙げておこう

シャイニング 特別版 コンチネンタル・バージョン [DVD]
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 監督は前述したスタンリー・キューブリック監督。この世に多くの名作、傑作を遺した天才であり、完璧主義者。暴力、セックス、ドラッグ、そして台詞、映像、音楽で魅せる近未来を描いた時計仕掛けのオレンジ、スラング用語の嵐のベトナム戦争映画のフルメタルジャケット、一分単位の時間にこだわりを感じさせる犯罪映画の現金に体を張れ、栄光と転落といったありきたりのテーマを完璧な映像で描いたバリー・リンドン、核兵器の恐怖を描いた博士の異常な愛情、暴政極まるローマ帝国の反乱を起こした剣闘士を描いた伝記映画スパルタカスなどお勧め多数の監督です。
 
 

 
 
 
 

 

 
 
 
 
 

 



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