褒めまくる映画伝道師のブログ

映画の記事がメイン。自己基準で良かった映画ばかり紹介します。とにかく褒めることがコンセプトです。

映画 千年の祈り(2007) 僕は一万年も祈って何も起こりません

2010年10月17日 | 映画(さ行)
にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村 映画ブログ
     
 人気ブログランキングに参加しております。クリックお願いします

 それにしてもお隣の中国という国は物騒だな一党独裁国家というのは恐ろしい中国人は良い人が多いけれど国家レベルで考えるととんでもない国だ。
 今回のノーベル賞において中国政府の恐ろしい一面を見た気がする。
 もし僕が中国に住んでいたとしたら・・・やばい、やばい。僕のリベラル思想な内容のブログでは間違いなく監禁されてしまう
 
 日本では現在幕末を舞台にした大河ドラマの竜馬伝が放映されているけれど、偶然にも非常にタイムリーなドラマになっているように感じる。
 今や軍事的、経済的にも次期覇権国家候補の中国を相手に外交問題を抱える日本の状態は幕末時代に似ていると思う。
 鎖国中の日本がアメリカから強引に開国を迫られた時の日本国内の混乱振り。当時の江戸幕府はアメリカ船から放たれたの大砲の威力に驚き、不平等な条約を結ばされ、そのことに対して幕末の志士たちは江戸幕府の対応を弱腰外交と非難して立ち上がった。
 そのような志士の中に現在の大河ドラマの主役である坂本竜馬がいるのはご存知の通り。
 まさに当時の江戸幕府が現在の日本の担当政権とダブって見えてしまうのは僕だけでは無いだろう。
 幸いな事に今の日本は国会や報道番組で中国に対する外交政策を言い争うだけ。
 幕末の日本においては日本人同士が開国、攘夷など意見が分かれ斬りあいをしていたことを思うと自分を"坂本竜馬”に例える政治家が多いが、そのような勘違い野郎は今すぐ"坂本竜馬”の銅像の前で土下座する必要があるだろう。
 
 純粋に映画を紹介するというこのブログのテーマから的外れな事を書いてしまったけれど、今回紹介する映画は非常に今の中国を語るのにタイムリーな千年の祈りです。
 この千年の祈りは2007年のアメリカと日本の合作映画で去年に日本では公開されているけれど、最近の尖閣諸島問題の以前に撮られたことになるし、そして日本でもそれ以前の公開ということになる。
 かなり微妙なタイミングで日本で公開されたことに、そして自分もこの映画を観た事に少し驚きを感じる。

 監督はウェイン・ワン。名前から想像できるように中国系であり香港生まれの監督。しかし、彼の映画監督としての活躍の場所はアメリカである。
 彼の作品では中国で生まれ育ち、アメリカで暮らす女性たちと、その二世である娘の4組8人のそれまでの激動の人生、苦しみ、悩みが描かれた感動作のジョイ・ラック・クラブを思いだす。今この映画を再見したら新しい事を発見できそうなので再び見たい映画。
 そして日常的なストーリーを描きながら最後に感動させる佳作のスモークは彼の代表作だろう。
 そして今回紹介する千年の祈りが中国で生まれ育ちながらアメリカで暮らす娘を父親が訪ねるところから始まる。
 この13年?振りに出会う親子は愛し合っているが、実はお互いに隠しあっていることがありギクシャクした部分があるのだが、この映画における設定が非常に興味深い。
 中国から娘を訪れた父親は片言の英語しか喋れなくて、寂しい想いをしているのだがそんな彼を癒すのが、アメリカ在住のイラン人のおばさん。そして後半には娘の恋人の存在としてロシア人が出てくる。
 アメリカを舞台に主役は中国だが、イラン、ロシアが登場する人物設定には驚いた。この3カ国はアメリカとは思想が異なり、歴史的にそして現在、未来とアメリカにおいては軍事的に、経済的に敵国(こんな事を書いて良いのか?不安になるが)
 しかも元CIAのアメリカ人が出てくる。

 登場人物の国籍、背景だけ見たらスパイ、戦争映画かと思えるが、派手な人物設定とは逆に実はかなり地味な印象の映画。そしてメインテーマである中国人親子のギクシャクした関係を問うことによって中国という国家の問題面が浮き上がってくる仕掛けになっている。

 今絶対に見るべき作品?だと自信を持ってお勧めする千年の祈りを紹介します

千年の祈り [DVD]

ビデオメーカー

このアイテムの詳細を見る


 北京からやって来たシー(ヘンリー・オー)がアメリカに降り立つと娘のイーラン(フェイ・ユー)が待っていた。
 シー(オー)とイーラン(ユー)は13年ぶりに出会う。
 イーラン(ユー)は同じ中国人の男と結婚してアメリカに渡ったのだが離婚していた。そんな娘の心配をしてシー(オー)はアメリカにやって来た。

 シー(オー)は娘のイーラン(ユー)の生活を知って驚く。イーラン(ユー)は仕事からの帰りも遅く、そしてご飯もほとんど食べない。
 そしてシー(オー)とイーラン(ユー)の間には殆ど会話もなかった。

 シー(オー)は北京ではロケット工学の仕事をしていたのだが、既に妻を亡くし仕事を引退して、北京では老人クラブで料理をしたりして楽しんでいたのだが、アメリカに来てみると娘のイーラン(ユー)は殆ど家に居ないので暇を持て余していた。

 そんな孤独感を味わっていたイーラン(オー)だったが、暇つぶしに散歩をしているとイラン人のおばさんと出会い、彼の毎日はイラン人のおばさんと片言の英語で会話をすることで、彼の孤独感は癒されていく。

 ある夜、シー(オー)は娘のイーラン(ユー)の帰ってくるのを寝ずに待っていたが最終のバスにもイーラン(オー)は乗っていなかった。
 娘を心配するシー(オー)はひたすらイーオン(ユー)の帰りを待っていたのだが、イーラン(ユー)がロシア人の男性に車で送ってもらって帰ってくるのを目撃してしまう



 シー(オー)は娘のイーラン(ユー)にロシア人の男性の事を聞くと実は娘の離婚の理由は・・・シー(オー)にとっては意外な答えが返ってきた。そして逆にイーラン(ユー)からシー(オー)の過去について問い詰められる。
 実はシー(オー)は共産党員であったが、彼には中国文化大革命の波に飲み込まれてしまった苦い過去があり、その事実をイーラン(ユー)に今初めて語るのだが・・・今まで理解しあえなかった父親と娘の交流は映画を観てください

 この映画を観て思い出すのが、中国の文化伝統である京劇を通して中国の近代史を描いたチェン・カイコー監督のさらば、わが愛/覇王別姫
 中国文化大革命の波によって京劇という舞台に生きる主人公たちの悲劇的運命が描かれていた。
 この映画を観た時はお隣の中国の事情に疎かった僕には気付かなかったが、今考えると文化大革命を扱った内容は非常に中国内においてタブーの映画だったことがわかるし、実はこの映画の製作に関わった人々には凄い勇気のいるテーマだったことがわかる。

 そして今回紹介した千年の祈りにおいて、印象的な台詞がある。
 アメリカでの生活が長いイーラン(ユー)が父親のシー(オー)とのやり取りで中国の言葉で話すよりも英語の方が自分を表現できる
 この台詞を聞くとノーベル平和賞を取りながら受刑者の身である劉暁波(りゅうぎょうは)氏のことを考えずにはいられないし、”言論の自由”という言葉が非常に重たく感じる。

 ちなみにタイトルの”千年の祈り”とは中国のことわざ。映画の文中にも出てきますが、親子の関係(恋人同士、兄弟、見知らぬ人が出会うことなど)は千年祈ってやっと叶えられるほどの深い縁の事を例えた言葉のようです。
 流石は”中国三千年(四千年)の歴史”とよく言いますが中国人は我慢強い。日本人はせいぜい我慢して○の上に3年が限界です

にほんブログ村 映画ブログへ

人気blogランキングへ    
     
 人気ブログランキングに参加しております。クリックお願いします









 

 

 

 

  
  
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

競馬 秋華賞予想 三冠牝馬誕生か?

2010年10月17日 | 競馬予想
にほんブログ村 競馬ブログへ
人気blogランキングへ

 去年はブエナビスタが絶対的な能力がありながら、三冠牝馬という偉業を達成することが出来なかった。
 そんな高みの舞台に今年はアパパネが挑戦する
 しかし、去年のブエナビスタでも沈んでしまった舞台においてのアパパネの挑戦は険しい舞台であるのが今回の秋華賞
 僕は絶対的にこの馬が抜けたレベルだと思っていない。春とは他の馬と能力差が詰まっていると思うし、前走で改めて露呈した折り合いという弱点がこの馬に付きまとう。
 アパパネを本命にする気が起こらない。

 展開が非常に読みにくい。逃げたい馬はアグネスワルツ。しかし内隣の枠に抜群のスタートセンスを持っているオウケンサクラがいるのが前半のペースにおいて速いペースになる可能性がある。
 スタートがオウケンサクラの方がアグネスワルツよりも速いからアグネスワルツが先頭に立つまでにかなり速いペースになるかも?
 流れは最初は速い流れだけれど、アグネスワルツが逃げてからペースが極端に落ちる変則的な流れ。この2頭の兼ね合いがスムーズに行けば後方の馬には厳しいが、上手く兼ね合いが付かないと追い込み馬にもチャンスがある。

 それとアパパネの位置取りが予想しにくい。折り合いを欠くとまた好位に行ってしまいそうだけれど、オークスのように折り合い重視で後方からの位置取りだと僕は予想しているのだが

 非常に展開が読みにくいけれど、そんな展開に左右されず、明らかに春よりもパワーアップしている馬を探し出すことが出来たそして賛否両論あるジョッキーだが、牝馬レースに勝負強さを発揮するという点では非常に頼りになるジョッキー
 そんな馬を本命にして予想を組み立てます。
 ◎ 11 エイシンリターンズ
 ○  3 ショウリュウムーン
 ▲  6 コスモネモシン
 ▲  8 オウケンサクラ
 △  4 アプリコットフィズ
 △ 10 アニメイトバイオ
 △ 15 アパパネ
 ×  1 レディアルバローザ
 ×  9 アグネスワルツ

 人気しそうで要らない馬
 5 サンテミリオン

 僕の本命は11番のエイシンリターンズ春はワンパンチ足りない印象だったが、休養を経て体もパワーアップ前走のローズSはジョッキーがかなり自信を持っていた乗り方で後方から4コーナーで先団に取り付く横綱競馬をしてしまった。流石に阪神の長い直線と、でか過ぎるカーブを考えると少し無謀なレース振りだったが、それでもゴール前はアパパネを捕らえる能力は示した。
 この馬が動いた時に足を矯めていた馬にはやられる展開になったしまったが、今回は休養明けを叩いた効果は見込めるし、ペースを考えながらレースを福永ジョッキーがしてくれるだろう。本当はもっと内枠が良かったと思うが、前走から小回り平坦で直線の短い京都2,000Mならこの馬の立ち回りの上手さが居きると思う。福永ジョッキーもGⅠレースにおいて勝ちに行くレースをしてくれるはず。ここはかなりチャンスだ

 対抗にはショウリュウムーンを挙げる。この馬が勝つには絶対条件の内枠をゲットした。春はオークスで崩れてしまったが、チューリップ賞、桜花賞ではこの馬の能力を存分に示した。
 そして前走のクイーンSでは直線で前が詰まってしまうロス。もっとスムーズに捌けていればアプリコットフィズを逆転していたと思う。
 そして今週の調教の動きは抜群だ。三冠馬を阻止するのは去年に引き続き四位ジョッキーかも
 前走のような前が詰まる不利を受ける可能性も高いだけに本命にはしにくいが、4コーナーでの捌き方次第では勝つチャンス充分にある。実はこの馬は桜花賞ではロスがあり、オークスは参考外と考えるとアパパネとの勝負付けはまだ済んでいない。能力的に勝っても不思議では無い。

 単穴には2頭挙げる
 まずは6番のコスモネモシン。春は馬体重の維持に能力を発揮出来なかった。そして前走の紫苑Sは外を被せられてしまい、最後に伸びてきたときは既に勝負が決まってしまった後だった
 紫苑S組の中ではこの馬が1番の能力があることを再認識したレースでもある。
 今週の調教は輸送による馬体重維持対策で軽めも軽めの調整。しかし先週の調教では抜群の動きを披露した。
 アプリコットフィズに勝ったフェアリーS、超スローペースの中追い込んできたフラワーCを考えるとこの馬の一発があっても驚けない。好枠をゲットした事を考えても勝つ可能性ある。

 次に8番のオウケンサクラを挙げる。どうも前走は内で上手い走りをしていると思ったが、実は馬群にもまれると弱いという弱点を見せてしまった。
 今回はその点をわかって内田ジョッキーが乗るからもまれない位置でレースを進めるだろう。
 この馬はスタートが抜群だから桜花賞のようにスムーズに単騎での逃げがうてれば能力を発揮しそうだし、アグネスワルツが逃げれば、その外めの2番手、あるいは離れた2番手でスムーズに流れに乗れればフラワーCのような勝ちパターンでレース運びが出来るだろう。
 そして調教の動きからは推せる1頭であり、前走は負けた原因がはっきりしている。アグネスワルツとの兼ね合いがスムーズに運べればこの馬にも勝つ可能性はある。

 勝つのは厳しいが2着ならありえる馬を挙げよう
 まずは3番のアプリコットフィズを挙げる。春はまだ力を付け切っていなかったと思う。かなり調整に苦労した1頭。しかし、前走のクイーンSでは上手く流れを作り押し切ったように立ち回りの上手さが活きたレース。
 しかし、うまくショウリュウムーンを封じ込めることが出来た勝利であり、実際はあの馬にロスがなければ負けていた可能性がある。もしかしたら内でもまれるとあんまり良くないかもしれない。好位のインで脚を矯めて最内から抜け出すレースが出来るか?そこまでこの馬に根性があるかどうか不安。しかし2着にはおさえる必要があるだろう。

 次にローズSを勝利して一躍主役候補に躍り出た感のあるアニメイトバイオ。有力馬が前掛りにになるのをしたたかに脚を矯めて爆発させたのがこの馬。狭いスペースを突き抜けた一瞬の脚はこの京都内回りコースでは大きな武器。しかし、その勝った前走はアパパネをマークして負かした良いだけのレースだった。
 今回はそのマークするアパパネはこの馬よりも今回は後方に位置取りすると思う。そうなるとこの馬には非常にレースがしにくい。もしかしたら今回は内の2頭が逃げるだろうから、その馬に付いて行って好位からのレース運びかも?
 この馬が好位からのレース運びだとこの馬が目標になりそうだ。外を早めに閉められてしまいそうな厳しい展開になるかも?
 それと調教は本当にアレで良かったのかな?レース前から気になる材料ではある。しかし、2着にはマークする必要があるだろう。

 そして、やっとアパパネが来た。この外枠は嫌な感じがする。折り合いが不安だ。折り合いを付けるとしても最後方からのレース運びでは不安が大きい3コーナーからまくっていって勝つほどの能力があるとは思えないし、1つでもミスがあると勝てないだろう。
 しかし、先週の調教の動きは抜群だったし、今週の調教は折り合いが付いていた。後はこの馬の能力が他の馬をどれだけ凌駕するかだろう。

 三連単の端っこ(3着)なら着ても驚けない馬を挙げよう
 まずは1番のレディアルバローザ。前走はスムーズに運べた割に全く抵抗できなかった。差し馬が上位を占めたことを考えるとスムーズに好位でレースを進めすぎたか
 しかし、京都内回りの特性を考えたら大穴を見つけてくるとしたら内枠の馬を探すべきだろう。最内をヤケクソで突っ込んだら3着に来られても驚けない。

 次に9番のアグネスワルツ。枠順がオウケンサクラと逆だったら、この馬には▲単穴評価をしていただろう。
 しかしこの枠の並びなら、オウケンサクラを制して逃げる展開に持っていくにはかなり脚を使ってしまいそうだ。
 2番手に控えてスローペースに持ち込んでも良さが発揮されるタイプでもない。ここはこれぐらいの評価が適当だと思う。

 人気しそうで要らない馬について
 5番のサンテミリオンだがこの内枠は駄目だろう。
 この馬はスローペースを先行したら強い馬だけれど、もまれると良くないもまれない外を通れば位置取りは関係無い馬。この枠でしかもこの相手を考えると道中で外を走らすことなど出来ないし、無理矢理先行させるほどのスピードもない。馬群を捌いて馬込みを割ってくるというレースがこの枠順なら必要だが、そのようなタイプの馬ではないだろう。
 それに予定のローテーションとはいえオークス以来、ブッツケというのは厳しい条件。調教も?マークの内容。オークスを勝ったことには敬意を表するが、ここは斬ってしまう

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 11
 2着  3、4、6、8、10、15
 3着  1、3、4、6、8、9、10、15

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 3、6、8
 2着 11
 3着 1、3、4、6、8、9、10、15

 買い目 三連単フォーメーション
 1着 3 
 2着 4、6、8、10、15
 3着 11                       合計 68点

にほんブログ村 競馬ブログへ
     
 人気ブログランキングに参加しております。どうかクリックお願いします。


 

 

 

 

 

 

 



 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする