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自由気ままなな文学活動
活用なき学問は無学に等し

大奥について

2005-12-23 | 歴史話
「大奥」が昨日で最終回でした。
あそこまで歴史を作り変えた捏造ものを見てると
途中でチャンネル回してやろうと思ったことが何度もある。
柳沢吉保があんなことをする訳が無い、
綱吉の身長は124cm、死因は麻疹
時代背景がメチャメチャ

大学の演習の時に教授殿が
大奥を卒論でやりたいという人がいる
でも史料が無いからダメ
とこれまで言っていたが
最近ですが史料が出てきまして
卒論で取り扱って良いとGOサインを出す。

なんでも農村の娘が大奥の女性の侍女になった時
侍女が記した日記が出てきたみたいです。
大奥は幕政を揺るがすような力を持ち
政治に口出ししたので
大奥の力を警戒して法令で取り締まられたりもしている。

この人たちが一番楽に暮らせたのは
宝暦・天明期の田沼時代でしょう。
なんせ取り締まられる事無くやりたい放題やってたんですからね。
逆に寛政改革の松平政権になると取り締まられるんです。

来年の11月には卒論を執筆しなくてはならないです。
卒論は田沼時代を扱う予定です。

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2 コメント

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Unknown (順砂)
2005-12-23 23:13:33
こんばんは。

僕は最終回見もしませんでした。

もう妹の文句を聞くだけで十分でしたよ。

歴史に関しては素人の母でさえ、

「これはちょっとひどすぎるのでは?」

てなかんじの感想を言っていました。



なんというか・・・。

たしかに時代考証を気にしすぎると、

ドラマなんて作れない

と言う一面はあると思いますが、

考えなさすぎると、

そのドラマ性すら破綻するという見本を

見せてくれたドラマだったかな、と。

近世についての門外漢いうのも

あれなんですが。



卒論か・・・

今のうちに自分も考えとか無くては。

うーむ・・・・。

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Unknown (主殿頭)
2005-12-23 23:40:31
>順砂さん

あの番組制作はフジテレビだから

軽チャー路線で突っ走ってあんなものが出来たのだと

僕は思います。

ああいうろくでもない時代劇を見ると

正直イライラしてくる。



時代考証を気にしたらドラマは作れませんが

それを無くして時代物は作れない。

女性の着物の着付けで胸元がバッサリしてたり

有職故実的な話にもくい込んでいき

限が無い話ですけど

日本近世史専攻としてあれは許せん!

桃太郎侍見参!だよ。



僕は黒澤明監督の「乱」は時代物として好きです。

史実云々ではなく仕草・殺陣の部分がね。



さて、3月に加藤剛が大岡越前をやるようですが遂に見納めのようです。

時代劇が冬の時代に変わりないです。
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