先週金曜日、思い立って銀座シネスイッチに観に行ってきた。
誰でも知っている「ドミニク、ニク、ニク」という歌。あの歌を作って歌って大ヒットを飛ばしたシスターの半世紀。
まったく予備知識なしに見に行ったので歌の雰囲気からのんびりした映画だと思っていた。それが大間違い。
単純に言えばバカ女の転落ストーリー。親の束縛から逃れたくて修道院に入り、修道院では規律に縛られて嫌になり、自己表現の手段で作った歌が大ヒット、いい気になって自分の歌で世の中変えられると修道院から飛び出した。
修道女でなくなった彼女には何も価値が無い。印税は教会に持っていかれるし、レコード会社もファンにもそっぽをむかれた彼女。さてどうなる・・・。
といったお話。
本当に世の中厳しい。終戦後まもなくの女性が自由になるっていうのは難しかったんだろうけれど、行き当たりばったりで生きていくとどこかで齟齬が生まれるんだろう。自由って一体何なんだろう。
主人公が「誰にも縛られたくない、でも少し縛られたい気持ちもある。」なんて言ってたけど、真実だなあ。
主人公の人生を垣間見て自分の今までの生きかたを振り返ってしまう、ほろ苦い映画でした。
誰でも知っている「ドミニク、ニク、ニク」という歌。あの歌を作って歌って大ヒットを飛ばしたシスターの半世紀。
まったく予備知識なしに見に行ったので歌の雰囲気からのんびりした映画だと思っていた。それが大間違い。
単純に言えばバカ女の転落ストーリー。親の束縛から逃れたくて修道院に入り、修道院では規律に縛られて嫌になり、自己表現の手段で作った歌が大ヒット、いい気になって自分の歌で世の中変えられると修道院から飛び出した。
修道女でなくなった彼女には何も価値が無い。印税は教会に持っていかれるし、レコード会社もファンにもそっぽをむかれた彼女。さてどうなる・・・。
といったお話。
本当に世の中厳しい。終戦後まもなくの女性が自由になるっていうのは難しかったんだろうけれど、行き当たりばったりで生きていくとどこかで齟齬が生まれるんだろう。自由って一体何なんだろう。
主人公が「誰にも縛られたくない、でも少し縛られたい気持ちもある。」なんて言ってたけど、真実だなあ。
主人公の人生を垣間見て自分の今までの生きかたを振り返ってしまう、ほろ苦い映画でした。