恥ずかしい歴史教科書を作らせない会

改憲で「戦争する国」、教基法改定で「戦争する人」づくりが進められる今の政治が
将来「恥ずかしい歴史」にならぬように…

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憲法記念日に伝えたいこと

2008年05月03日 | 憲法
■ 平坦ではなかった憲法の歩み

 5月3日、日本国憲法は61回目の「誕生日」を迎えました。
 世界の各地で、戦争や人権弾圧が絶えぬ中、日本国民に比較的平穏と言える日々を過ごさせてくれた最大の功労者である日本国憲法に、私は感謝を捧げたいと思います。
 しかし、その歩んできた道のりは決して平坦なものではありませんでした。
 米国と財界から、金銭的支援とその意向を受けた自民党という政党が生まれて以来、絶えずこの「日本国憲法」は、彼らの敵視にさらされてきました。
 権力者の命令一つで、あらゆる人権を踏みにじり、国民を思いのままに操った時代を謳歌してきた彼らにとって、憲法の人権規定や民主主義はこの上なく邪魔なものでした。
 また、日本に再軍備を行わせ、米軍の指揮下に置くことで、米国の「人的資源の節約」を図ろうとする米国にとって、「戦争放棄」「戦力不保持」が邪魔でしたし、財界にとっては、労働者に保障された労働基本権なども邪魔で仕方ありませんでした。
 こうした人々の思惑は互いに融合しながら、様々な詭弁を弄して日本国憲法の破壊を目ざし、自分たちに便利な憲法を作ろうとしてきました。
 
■ 人類全体の財産
 
 憲法の果たすべき役割とは、国民の立場から権力の暴走を抑制し、権力から国民を守ることにあります。
 日本国憲法のみならず、いま挙げたような米国や財界、自民党などの思惑や利益と、憲法が守ろうとする国民の利益とは、本質的に相容れないものなのです。
 だからこそ、多くの先人たちが、「憲法擁護」を訴えながら「反米」「反独占(資本)」「反自民」を掲げ、平和と人権を守り抜き、今を生きる私たちに受け継いできたのです。
 もちろん、この努力は戦後の日本だけのものではありません。それこそ英国の「マグナカルタ」以来、三大市民革命を中心とした近代立憲主義に通じる世界中の人類の叡智と努力があり、その結晶としての日本国憲法の意義を忘れてはなりません。

 それは、日本国憲法第97条に、「この憲法が日本国民に保障する基本的人権は、人類の多年にわたる自由獲得の努力の成果であつて、これらの権利は、過去幾多の試錬に堪へ、現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである。」と書かれている通りであり、この日本国憲法の権利章典としての役割は、人類全体の財産であると言っても過言ではありません。

■ 不断の努力

 私たちの祖先が築き上げてきたこの財産、そして「将来の国民」に受け継ぐべき財産こそ、私たちの「日本国憲法」であると考えます。
 この財産は、今を生きる一人の親として、何としても守り抜き、子どもたちに受け継いでいかなければならない、それが私自身の責務だと確信しています。
 日本国憲法第12条には、こう定められています。

 「この憲法が国民に保障する自由及び権利は、国民の不断の努力によつて、これを保持しなければならない。」

 いま、国民が声をあげなくなったからこそ、改憲への動きが加速しています。
 私は、元より「非力」ですが決して「無力」ではないと信じ、「将来の国民」に恥じぬよう、この「不断の努力」を実践していきたいと思います。

 この決意こそ、今年の憲法記念日に、皆さんにお伝えしたいことです。

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