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自民党議員を逃がすための「捜査予告」に思う

2009年03月09日 | 国会・政党・選挙
■ 「漆間発言」の逆の側面

 民主党の小沢一郎代表の秘書が逮捕された「西松献金」問題について、「(捜査は)自民党に波及しない」と述べた漆間巖官房副長官は9日、参議院予算委員会で「特定の政党、政党の議員について捜査が及ぶか及ばないかと言った記憶はない」と語り、自身の発言を否定しました。
 この漆間氏の答弁も疑わしいものですが、実際には、先日から二階俊博経済産業大臣などへも捜査を行うようですので、漆間氏の発言によって東京地検特捜部が、「バランス」を取るため、逆に自民党側の捜査に乗り出さざるを得なかった、という側面もあるように思います。
 しかし特捜部による自民側への捜査姿勢は、明らかに小沢氏の側のときとは比べ物にならない消極姿勢ですし、多くの矛盾に満ちています。

■ 矛盾だらけの「及び腰」

 小沢氏の秘書への容疑は、企業献金を「陸山会」という個人の資金管理団体で受け取ったという、政治資金規正法違反だったはずです。
 それであれば、「陸山会」同様のやり方で「西松献金」を受け取っていた、森喜朗氏の「春風会」、尾身幸次氏の「幸政会」などに真っ先に手を着けるべきですが、それを曲げて「受け取っていた金額の順番で二階氏を」というのです。
 そもそも、金額の多寡で捜査の順位を決めるというのは矛盾に満ちた話ですし、大体「少ない」という森氏らへの「献金」にしても年間数百万円という額です。
 漆間氏が、自民党議員の捜査について「あの程度の金額では立件されない」と語ったことも、「少額ならば違法献金でも立件されないのか」と問題になりましたが、特捜部の矛盾だらけの「及び腰」を見る限り、この漆間発言の趣旨と似たようなものを感じます。

■ 逃がすための「捜査予告」

 さて、この二階氏への捜査についても、実に異様なものがあります。
 何日も前から「近く調べる」「来週中に事務所関係者から事情を聴く」「今週、任意で事情聴取を行う」「二階氏の後で順次、他の議員の事務所にも事情を聞く」など、「捜査予告」ばかりが目立ちます。
 このような「捜査予告」を耳にすれば、二階氏や森氏、尾身氏など対象者は、「口裏合わせ」や、「証拠の隠滅・偽造」など、「逃げ」のための様々な「準備」を進めるのは当然のことです。
 むしろ、なかなか実行されない特捜部の「捜査予告」は、彼らにその「準備」を促すため、すなわち「逃がすため」のものです。
 小沢氏は、秘書が逮捕された翌日、今回の捜査について「政治的にも法律的にも不公正な国家権力、検察権力の行使だ」と語りましたが、突然だった小沢氏側への強制捜査に比べれば、確かに「不公正」だと言わざるを得ません。

■ 「権力に対する監視」

 権力者に遠慮して「不公正」な「予告」を行い、「逃げなさい」「証拠は隠してください」と勧めるような特捜部では、今回の問題の「全容解明」など期待すべくもありません。実に情けなく、恥ずかしい世の中になったものだと嘆息するばかりです。
 民主党側からは「国策捜査」という言葉も飛び出しましたが、これまでの特捜部の姿勢を見る限り、「国策捜査」どころか、一方的な「弾圧」に近いものだ、と言われても仕方のないところです。

 しかし私たちは嘆いてばかりもいられません。権力に対する監視というものは本来、「主権者」たる私たち国民の任務だったはずです。
 いま私たちはそのことを再認識し、それぞれの行動に繋げるべきではないかと思います。

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