■ 選挙を控えた自治体で
私の親類が暮らす自治体では、市議会議員の選挙が近づいていました。
4月に入って以来、同じ自治体に住む「○○党」の党員や支持者から、次のような電話が頻繁にかかるようになったそうです。
「もう定額給付金はもらった?この時期、お金をもらえるのは助かるよね。」
「あれはね、○○党が提案したおかげで皆に配られるようになったの。感謝しなくちゃね。」
「こういう政治を実現するのが、○○党なの。」
「定額給付金は景気対策だから、もらった以上、たくさんお金を使いなさいよ。」
■ 「公金による買収」の証明
私の親類は聞いていて、むしょうに腹が立ったそうです。
「○○党のおかげ」「感謝しなくちゃ」という恩着せがましさ、「たくさん使いなさいよ。」という指図に、政治に疎いその親類が「元は私たちが納めた税金なのに。」と怒ったそうです。
私もそれを聞いて驚きました。
定額給付金については、あれほど「公金による買収だ」と非難を浴びたにもかかわらず、それを自ら証明するような電話をかけてくる、その党員・支持者の図々しさに驚かずにはいられません。
しかも複数の人間が、頻繁に同じ内容の電話をしてくるというのは、ある程度「組織的」に行われていることなのでしょう。
■ 大同小異の「連立」
後で調べてみて、また驚きました。
その自治体の定額給付金は、5月にならなければ振り込まれない、とのこと。
つまり、「もう定額給付金はもらった?」などという質問の前提が、そもそもナンセンスなのです。
そのような電話で本気で票が増えると思っている政党があるとは、これも随分と驚かされました。
しかし考えてみれば、その○○党の連立の相手も、大真面目に「定額給付金が国民の懐にある内に」などという議論をしながら、次期総選挙の時期について考えているのですから、大同小異なのかもしれません。
このような彼らの行為は、間違いなく「選挙目当て」の「公金の私物化」です。
■ 「大盤振る舞い」から「大増税」へ
思えば、麻生内閣が発足してからというもの、このような「大盤振る舞い」が続きます。
今年度予算は成立直後に、麻生首相が補正予算の編成を指示し、27日にも国会に提出されるということですが、これも加えれば予算の総額は初の100兆円を突破することになるようです。
しかもその「大盤振る舞い」の中身を見れば、いま求められている格差是正や国民生活の底上げという趣旨からは逸脱し、「証券優遇税制の延長」、「高額住宅ローン減税」、「贈与税の減免」、「大型公共事業の増発」、「エコ新車買い替えの補助」など、まだまだお金に余裕のある人々や、土建業・自動車産業など特定業界への「バラマキ」ばかりが目立ちます。
これらの施策が国の財政を圧迫し、その「ツケ」が消費税など「将来の大増税」となって国民全体に跳ね返ってくることは明らかです。
■ 「全野党共闘」に立ち返れ
これに対決すべき野党では、第一党の民主党が「西松献金」問題ですっかり意気消沈し、特に「全野党共闘」を打ち出していた小沢一郎代表が表に出て来なくなった途端、国会でも、与党との協調、あるいは与党への追従が目立っています。
これまで掲げてきた「対決姿勢」も弱みを握られて腰砕け、というのは実に情けない話ですが、それよりも麻生政権や与党による「選挙目当て」の「公金の私物化」、「金持ち優遇」、そして「将来の大増税」という三本柱は許せません。
このような自公政治を食い止めるためにも、民主・共産・社民・国民新・新党日本など野党が一丸となって「全野党共闘」に立ち返り、国民の暮らしの真の改善ために力を尽くすべきときでしょう。
私の親類が暮らす自治体では、市議会議員の選挙が近づいていました。
4月に入って以来、同じ自治体に住む「○○党」の党員や支持者から、次のような電話が頻繁にかかるようになったそうです。
「もう定額給付金はもらった?この時期、お金をもらえるのは助かるよね。」
「あれはね、○○党が提案したおかげで皆に配られるようになったの。感謝しなくちゃね。」
「こういう政治を実現するのが、○○党なの。」
「定額給付金は景気対策だから、もらった以上、たくさんお金を使いなさいよ。」
■ 「公金による買収」の証明
私の親類は聞いていて、むしょうに腹が立ったそうです。
「○○党のおかげ」「感謝しなくちゃ」という恩着せがましさ、「たくさん使いなさいよ。」という指図に、政治に疎いその親類が「元は私たちが納めた税金なのに。」と怒ったそうです。
私もそれを聞いて驚きました。
定額給付金については、あれほど「公金による買収だ」と非難を浴びたにもかかわらず、それを自ら証明するような電話をかけてくる、その党員・支持者の図々しさに驚かずにはいられません。
しかも複数の人間が、頻繁に同じ内容の電話をしてくるというのは、ある程度「組織的」に行われていることなのでしょう。
■ 大同小異の「連立」
後で調べてみて、また驚きました。
その自治体の定額給付金は、5月にならなければ振り込まれない、とのこと。
つまり、「もう定額給付金はもらった?」などという質問の前提が、そもそもナンセンスなのです。
そのような電話で本気で票が増えると思っている政党があるとは、これも随分と驚かされました。
しかし考えてみれば、その○○党の連立の相手も、大真面目に「定額給付金が国民の懐にある内に」などという議論をしながら、次期総選挙の時期について考えているのですから、大同小異なのかもしれません。
このような彼らの行為は、間違いなく「選挙目当て」の「公金の私物化」です。
■ 「大盤振る舞い」から「大増税」へ
思えば、麻生内閣が発足してからというもの、このような「大盤振る舞い」が続きます。
今年度予算は成立直後に、麻生首相が補正予算の編成を指示し、27日にも国会に提出されるということですが、これも加えれば予算の総額は初の100兆円を突破することになるようです。
しかもその「大盤振る舞い」の中身を見れば、いま求められている格差是正や国民生活の底上げという趣旨からは逸脱し、「証券優遇税制の延長」、「高額住宅ローン減税」、「贈与税の減免」、「大型公共事業の増発」、「エコ新車買い替えの補助」など、まだまだお金に余裕のある人々や、土建業・自動車産業など特定業界への「バラマキ」ばかりが目立ちます。
これらの施策が国の財政を圧迫し、その「ツケ」が消費税など「将来の大増税」となって国民全体に跳ね返ってくることは明らかです。
■ 「全野党共闘」に立ち返れ
これに対決すべき野党では、第一党の民主党が「西松献金」問題ですっかり意気消沈し、特に「全野党共闘」を打ち出していた小沢一郎代表が表に出て来なくなった途端、国会でも、与党との協調、あるいは与党への追従が目立っています。
これまで掲げてきた「対決姿勢」も弱みを握られて腰砕け、というのは実に情けない話ですが、それよりも麻生政権や与党による「選挙目当て」の「公金の私物化」、「金持ち優遇」、そして「将来の大増税」という三本柱は許せません。
このような自公政治を食い止めるためにも、民主・共産・社民・国民新・新党日本など野党が一丸となって「全野党共闘」に立ち返り、国民の暮らしの真の改善ために力を尽くすべきときでしょう。