陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

復活 ビフォー・アフター

2009-12-12 20:49:36 | 渓流タモ
ビフォー


枠は真っ二つ。
柄尻も割ってしまいましたが、復活を遂げました。

アフター



一度は修理を躊躇った大怪我だったが、劇的復活。
形自体も寸法も変わらないが、色を変え籐を巻き、大きなイメチェンを遂げた。


籐の部分は凹凸や隙間が埋まるまで、根気よく塗りを重ねる。
その後、今までの塗り重ねは何だったの?という感じで、籐の表面が出るまで研ぎ出してしまう。
この時点で、指の腹で撫でてみて籐の凹凸は全く感じられず、ツルツルに綺麗になる。
こうして研ぎ出してしまうことによって、籐自体も永い年月を経たような枯れた感じになり、
籐一本一本の輪郭もハッキリとする。
研ぎ加減は好みで、もっと研いでもいいだろう。
へら竿の握り部分などにも、この手法が多用される。
その後更に、全体にネオクリアーかクリアーを塗り、ペーパー掛け、コンパウンド磨きを経て塗装作業終了。
塗装の工程だけは一気に進められない為、根気の要る仕事だ。
籐の部分は、黒で研ぎ出そうかと思っていたが、どちらが良かったかは分からない。



網の装着は、専らこの方法がお気に入り。
仕付け糸だけを枠部分に先に付けて、後はPEラインを用いて網目を一目ずつ捲くり付けていく。
多少の手間は掛かるが、鋼線を介さないこのやり方の方が、見た目にもスッキリしていて綺麗に仕上がる。

残すは、綺麗なヤマメを掬って再び命を吹き込むのみ。
でもまだまだ、春には遠いですね・・・。






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