うろうろとする日々

朝日新聞12月19日 箱根駅伝は大学スポーツの成功例?

タイトルのような記事が出てました。

なんだか箱根駅伝ぼめみたいな記事で特に原晋氏のコメントはなんだかなあという印象です。

確かに大学スポーツが観客を集めたりすることは非常に良いことだと思いますが、米国でも一番盛んなNCAAのマーチマッドネスというのでもまあチームの分配金はそれほどでもないのでは。むしろ利益は大学スポーツ全体に貢献するような使われ方がされているのではないかと思います。(詳しくないので間違えているかもしれませんがNCAAはそういう団体では)それでは箱根駅伝の利益はどう使われているのかですね。駅伝の普及のために例えば関東だけでもいいですが、強化のために広く配布されているお金はあるのでしょうか?原氏は出場校の300万をいいますが、関東の大学全体のことが見えてないようないいかたのように聞こえました。また、駅伝で終わる選手がいてもいいという話は、ちょっとよく分かりませんでした。駅伝というのは当然のようにプロがある通常の陸上競技とは違うのでオリンピックに出ようとすると長距離やマラソンをやらなくてはならないことになります。トレーニングとしてはありかもしれませんが、レースとしての駅伝ってどうなんだろう?という疑問がありますが。マラソンに変わった選手はどれだけいるのかなあと思ったりしますが。また、ほかのスポーツでは当然のように大学生が日本代表レベルでやっていたりしますが、マラソンで大学生は出てきているのでしょうか。箱根駅伝をやっている大学からそういう選手がでるのかは?です。原氏は全く触れてませんが、箱根駅伝に力を入れている大学は入学試験の志願者を増やすため、という話を聞いたことがあります。そのあたり原氏のご認識を聞きたいところでした。

また、次の早稲田大学の先生の記事も驚きで、実は私は箱根駅伝を見たことはないのですが、そういうひとはあまりいないと書いてあります。結果も全然興味ないです。そこまでのスポーツなのかなあと思うのですが。

原氏も箱根駅伝が高校野球と並ぶと書いていますが、おそらく相当な差があるでしょう。なんだか当事者たちのバイアスが大きすぎるように思います。

ということで朝日新聞が二人の話をそのまま載せているのは自社の責任を逃れるためなんでしょう。全くひどいもんです。一昨日はNHKのスポーツアナウンサーの劣化を書きましたが、新聞もどうなんでしょうね。

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最近の「日記」カテゴリーもっと見る