僕の家内は招き猫が好き

個人的なエッセイ?

僕の指先

2018年05月22日 | 日記
点字の勉強会で、湊かなえさんの、
「望郷 海の星」を読んでいます。

突然の、父親の失踪。
瀬戸内海の島で、父親を探し続ける母と子。

二人の前に現れる、謎の男性。

「父親のことは忘れろ」
その言葉の意味するところは・・・。

謎が、謎を呼びます。

いつも読んでいる、推理小説とは、一味違う作品。
点字で読んでいるから、なおさら違います。

僕の点字の実力以上の内容に、???の連続でした。
しどろもどろ・・・。

ストーリーを忘れてしまい、
そのたびに、先生がページのあらすじを話してくださいます。

青春小説なら、こんな展開はしないのに。
アニメなら、ヒロインとハッピーエンドに終わるのに。

オタクの願望丸出しで、指先を進めています。

「お母さんが、かわいそうだよね」
勉強終了後のティータイムで、先生がポツリ。

「恋人も、かわいそうですよ」
これは、おやじの願望。

アニメや、ライトノベルばかり触れていると、
現実の痛みが見えなくなる。

耐えられなくなる。

作者の真意を読み取れ、僕の指先。

女性の視点。
男性の視点。

そこには、違った世界が存在します。
だから、読書って面白いのかな。

次の作品は、「高倉健さん」。
はたして、僕の指先は、作者の真意を読み取れるのでしょうか。

とても、不安です。





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