夏に向かうこの季節、湿らせた手のひらで猫たちを撫でると、
毛がぞろぞろと抜けて手のひらにつく。
抜けた毛を丸めると、猫毛ボールができる。
殿の猫毛ボールは白、ビーのはあずき色。
そして今年の新色、モンチのカフェオレ色の猫毛ボールができた。
去年の5月の終わりに生まれたモンチにとって、
初めての冬を越えての、本格的抜け毛シーズンも初めて。
まだチビだけど、いっちょ前に毛が抜ける。
2匹でも、大変なことになってた抜け毛シーズン、
毎日掃除機をかけていても、
ふと見ると部屋の片隅にモネの『積み葉』よろしく猫毛がかたまっている。
3匹になった今年はどうなることやら。
猫毛ボールを作ると、猫たちはそのボールで遊びたそうにする。
でも食べると困るので、ちょっと遊ばせたら取り上げる。
月曜日。日曜夜のさみしさも、
会社辞めたい気分も、朝起きると消えていた。
ストーンラブを大きめでかけてノリノリで庭に出て、
猫トイレを掃除しながら日干し。
地植えした花のうち、ゼラニウムだけあまり元気がない。
「春のソナタ」のベランダのゼラニウムとはえらい違い。
地面にはびこる貧乏苔(ひどい名前!)を掘り起こしながら、
土に空気を入れていく。
庭に出てる間、和室の網戸から猫3匹が私を呼ぶ。
殿は網戸によじ登り、睨む。
ビーは、ニャーーウーー(あたちも出ちてよ!)
モンは殿のマネをして網戸をよじ登ってみたりする。
ワンピ、ルフィとゾロのアクア・ラグナ破り、かっこいい。
サンジを心配するゾロに萌。
ウソップも、自分の筋を通しててかっこいい。
希望としては、ルフィがお姫様だっこでロビンちゃんを救出して欲しいところ。
シラスを大量にいただいたので、
晩ご飯はシラス丼(シラスとみぶな漬物をちらしただけで超地味)。
ダーは校了で帰らず。
昼は晴れて暑いくらい、夕立が降った後で気温が下がり、
夜になると湿気がもわ~っと出る日が続いている。
ビーも和室にいることが多くなり、テーブルの上でごろん。
モンチは一等地のスタルクチェア、殿は畳の上でごろん。
4連ネズミはあいかわらずの人気で、全部のネズミのしっぽがなくなった。
遊んだ後押入れにしまうと、モンチが押入れの前で鳴く。
ナボコフ「ロリータ」、やっと終わりに近づいた。
ローが痛々しくて読み進めるのが辛かった。
うーん、読まなくてもよかったかな、この本は。
ここまできたら最後まで読むけど。
夜、寝ようとして布団に入ってたら、
布団からはみ出た私の足に、
誰かが爪全開で飛びかかってめっちゃ痛かった。
「いったい! 何すんのよ!」と叫んで起きると、
モンチは目を真っ黒にしてヒゲを前方に出して、
私の足に向かって(やんのかコラァ!)という顔。
「モンチ! 痛いでしょ! バカ!」
足に飛びかかったのに、
顔に怒られる意味のわからないモンチ。