ごんぎつねの独り言 ~技術士試験(建設部門:道路、総合技術監理部門)の受験記録・ブログ~

不器用で、愚直で、貧乏くじを引くのが大得意な "ごんぎつね" が本音で綴るブログ。 恐縮です(^^ゞ

H20年度 二次試験の振り返り (2)

2009年03月05日 | 技術士(二次)
なんとなく筆が進まなかったのだが、区切りとして、技術的体験論文の作成と、口頭試験前の取り組みについて記しておく。
そして、3月6日(金) の合否通知の直前の率直な思いを記す。

● 技術的体験論文の作成
昨年度は、守秘義務と時間的な制約があったため、自分ひとりでバタバタと作成して、生煮えのまま提出した。
今回は、守秘義務があることに変わりはないが、勤務先の完全な了解のもと、講師にアドバイスをいただいた。
まず、講師には昨年度の口頭試験で不合格だったことを説明しないまま、昨年度の論文をチェックしていただいた。
二人の講師にチェックしていただいたのだが、一人は「合否のボーダーラインあたり」、もう一人は「合格レベルにある」との評価だった。
それを聞いて「えっ、マズイ」と思った。
それは、論文の出来が悪いのならば、不合格の原因がハッキリするし、それを修正すればいいと考えていたからだ。

講師に、不合格になった際の論文であることを正直に伝えて、具体的なアドバイスをいただけるようお願いした。
講師から「口頭試験の本番で、どんなドジをしたのか?」と からかわれつつも、以下のアドバイスをいただいた。
・技術士にふさわしいことを、更に明確に示したほうがよい。
・難解な部分があるので、改善したほうがよい。
納得できるアドバイスだったので、それを意識して論文を修正した。

実際の口頭試験ではドジはしていない。
ただ、従来型の建設を主体とした公共土木工事にかかわる建設コンサルタントを保守本流ではないことが不合格の要因だと判断した。
当然、保守本流重視の試験官に当たる可能性もある。
そうった試験官であっても、合格を勝ち取るためにはどうすればよいのかを考え、以下の対応を採ることにした。

試験官は私の「専門とする事項」についての知識がないという前提に立って、以下の修正を加えた。
・高度だが、理解しづらい部分を、バッサリと切った。
・替わりに、課題・問題点を図表を用いてわかりやすくして、問題解決に至る 論理的思考とプロセスを丁寧に示した。

つまり、技術的難易度のレベルを下げ、わかりやすさに重点を置いたわけだ。
講師からは、バッサリと切った部分が、技術的に高度な部分なので、もったいないと言われた。
文字数の制約があるなかでの、昨年度の結果分析を踏まえた自己責任のうえでの判断であった。

そのうえで、口頭試験本番で、試験官に以下を説明することにした。
・何故、合格枠が限られている技術士の資格を、保守本流ではない私に与えていただくことが必要なのか。
・そして、技術士になった場合に具体的にどのように貢献できるのか。

● 口頭試験前の取り組み
11月27日から口頭試験前日の12月13日までの16日間はブログへの投稿をしなかった。
当時、半端なく 仕事が忙しく、最低限の睡眠時間をどうにか確保している状態であり、気力だけで持ちこたえていた。
ブログを書き込むとなんだかホッとしてしまい、倒れてしまいそうな気がしたためである。

体調不良による口頭試験の不戦敗だけは何としても避けたかった。
体と気力が十分ならば、素のままで勝負すればいいと、割り切った。

口頭試験の対策は試験前日の土曜日を除いて殆どできなかった。
なんとか実施したのは、「技術士受験を応援するページ」の SUKIYAKI塾口頭試験セミナー資料と講義ビデオの閲覧。
超絶品。目から鱗。オマケに無料ときた。
もっと早く、この情報を知ることができていれば、、、

昨年度の口頭試験では、大きなハンデを背負っていたんだと理解した。
今になって振り返ると、昨年度の口頭試験本番が模擬面接のようなものだった。
技術士の口頭試験は独特だと思う。
正しい評価を受けるには、それなりの "お作法" を理解しておく必要がある。

● 合否通知の直前の率直な思い
「人事を尽くして天命を待つ」といった状態には程遠い。
いやはや、お粗末な限りだ。
しかし、優先順位を踏まえると、環境が変わらない限り、人事を尽くしたと言える状態にするのは難しいようにも思える。

昨年度、合格基準に達しなかった「経歴・応用能力」については、私なりの仮説に従って取り組んできた。
それが検証できるので、どうなるのか興味がある。
ただ、これについては、選択科目を変えない限り、運次第の部分が残っている。

一方、合格基準に達していた「体系的専門知識」については、準備不足により、パフォーマンスは昨年度を下回った。
合格基準(60%)の設定次第といえるが、クリアできないかも知れない。
ただ、その場合は、原因は単なる準備不足と断定できるので、改善は容易だ。

残りの、「技術に対する見識」 「技術者倫理」 「技術士制度」 は、昨年度と同等のパフォーマンスができたように思う。

書いていて、だんだんと恥ずかしくなってきた。(^^ゞ

再度、「H20年度試験の取り組みスタンス(2008年03月19日)」 を記す。
⇒ 限りある人生を楽しみながら、人間力・普段力を養いつつ、可能な範囲で試験を意識した対策を行う。
  あとは、いい意味で運次第。

運次第の部分は、「運命」と言ったほうが いいのかも知れない。
どういう "結果" になるかわからないが、背負っていくしかない。

ここで宣言!
というか自分自身のマインドコントロール。

3月6日(金) に示される "結果" は、「運命」として全てを受け入れよう。


追記:
「なんとなく筆が進まなかった」 その理由がご理解いただけたのではないかと思う。
ありのままに書いたのですが、どうしても こういった後味の悪い感じになってしまうことがわかっていたからです。
だから、パスしてきたのですが、「H20年度 二次試験の振り返り」が完結しないと思ったので追加で書かせていただきました。
本人以外には興味がない内容、不快な表現を含んでいると思いますが、ご容赦いただけると幸いです。

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