<戦犯容疑者たちは、それぞれの手づるをさがし、弁護人の依頼にかかった。だが、広田は、「弁護人は要らぬ」といった。それでは裁判が成り立たず、他の迷惑をかけるといさめられ、ようやく承知した。>
<英米法の手続きにより、被告の罪状認否からはじまる。被告が罪を認めないことで法廷闘争がはじまるわけだが、広田は花井弁護人に「無罪」と答えるようにいわれると、首を横に振った。
「戦争について自分には責任がある。無罪とはいえぬ」
手続き上の問題だからと、花井が迫っても、
「自分としてはいいたくない。どうしても必要なら、あなたがいって下さい」>
「落日燃ゆ」著者=城山三郎
聖キース・リチャーズは、麻薬がらみの裁判(トロント事件?)の時に、法廷で、多くの罪状を正直に認め続けていたわけです。
「認めますか?」「はい」。「認めますか?」「はい」。「認めますか?」「はい」。「認めますか?」「はい」。「認めますか?」「はい」・・・。
「認めますか?」「いいえ、裁判長、この件は事実ではありません」。
結局、この1件に関してだけは、警察のでっち上げだったということが判明して、世論的には、そのでっち上げに対する反感が強まってしまったわけです。そうして結果的に、はからずもキースは、温情判決を受けることになりました。
彼らを信用できるのは、嘘をつけなかった、あるいは、正直だったから、ではなく、奥さんに愛されているから、なのです。キースに関していえば、別れたアニタ・パレンバーグの悪口を言うどころか、その愛情を公言し続けていました。そういう意味で、嫁に逃げられたような私なんぞ、本当にサイテーなのです・・・。こんな男は信用に値しません。
そんなわけで、僕の意見としては、ゴーン氏の裁判においても、どんな判決が出たか、な~んてことよりも、彼が元嫁さんにボロカスに言われていることの方が、よほど問題なのではないかと。そういう意味で、例えば小沢一郎さんなんかにも、同様のイメージがあります。嫁さんから愛されなかった人が、従業員や国民を幸せにするなんて、おこがましい。むろん例外も多々ありますけど。ネルソン・マンデラとか。
<英米法の手続きにより、被告の罪状認否からはじまる。被告が罪を認めないことで法廷闘争がはじまるわけだが、広田は花井弁護人に「無罪」と答えるようにいわれると、首を横に振った。
「戦争について自分には責任がある。無罪とはいえぬ」
手続き上の問題だからと、花井が迫っても、
「自分としてはいいたくない。どうしても必要なら、あなたがいって下さい」>
「落日燃ゆ」著者=城山三郎
聖キース・リチャーズは、麻薬がらみの裁判(トロント事件?)の時に、法廷で、多くの罪状を正直に認め続けていたわけです。
「認めますか?」「はい」。「認めますか?」「はい」。「認めますか?」「はい」。「認めますか?」「はい」。「認めますか?」「はい」・・・。
「認めますか?」「いいえ、裁判長、この件は事実ではありません」。
結局、この1件に関してだけは、警察のでっち上げだったということが判明して、世論的には、そのでっち上げに対する反感が強まってしまったわけです。そうして結果的に、はからずもキースは、温情判決を受けることになりました。
彼らを信用できるのは、嘘をつけなかった、あるいは、正直だったから、ではなく、奥さんに愛されているから、なのです。キースに関していえば、別れたアニタ・パレンバーグの悪口を言うどころか、その愛情を公言し続けていました。そういう意味で、嫁に逃げられたような私なんぞ、本当にサイテーなのです・・・。こんな男は信用に値しません。
そんなわけで、僕の意見としては、ゴーン氏の裁判においても、どんな判決が出たか、な~んてことよりも、彼が元嫁さんにボロカスに言われていることの方が、よほど問題なのではないかと。そういう意味で、例えば小沢一郎さんなんかにも、同様のイメージがあります。嫁さんから愛されなかった人が、従業員や国民を幸せにするなんて、おこがましい。むろん例外も多々ありますけど。ネルソン・マンデラとか。