まぬ家ごめ助

姓はまぬけ、名はごめすけ、合わせて、「まぬ家ごめ助」と申します。どうぞお見知りおきを。

長崎にて

2014-01-30 01:31:33 | 日記
人によってではあるのかもしれないけれども、信仰には、古今東西、万国共通で、命を賭けるに値するような、そんな尊さが宿っています。

そういう意味で、戯れに神仏に関わるべきではないのかもしれません。そんな戒めを教えてくれる地、それが長崎なのだと改めて痛感しています。

あまりにも多くの血が流れ流された、ここ長崎の地に、まるで追い討ちをかけるかの如く、原爆が落とされました。だから、同時に連想せざるを得なかったのは、戊辰戦争で犠牲になり、あげく原発で破壊された福島であり、また、戦争の痛手から回復していないにも関わらず、未だに大和(本土)の尻拭いを押し付けられている沖縄でもあります。

遠藤周作記念館の近くにある、沈黙の碑には、次のような一節が刻まれています。<人間がこんなに哀しいのに主よ、海があまりに碧いのです。>

この嘆きは、地球レベル、宇宙レベルなのではあるまいか。遠藤周作のキリスト教観が、例えば浄土真宗の教えと似通っているのは、偶然ではないのかもしれませんね。

以上、明日はどこに行こうか迷い、眠れないまま深夜を過ごしているまぬ家さんより。
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