微笑観音

ほほえみかんのん

2008年11月21日

2008年11月21日 | 稲田の観音さま




最初の写真が去年の11月21日。ちょうど1年前のあの日、あんまりいい天気だったので、外に出てみたくなり、お昼休みにカメラを片手に散歩をしたのです。その時に何気なく撮ったのが「最初の1枚」の観音さまです。その後、「最初の1枚」を会社のパソコンの壁紙にしたのですが、その壁紙を毎日見ているうちに、何か感じるものがありました。それは言葉で語れるたぐいの話ではなく、あえて言うと、親鸞の導きとか、そういう胡散臭さ満開の話になってしまうのです。

その後、「微笑観音」を始めたのは今年の5月25日。あの当時、私のもうひとつのブログ「ごめり語。」が、観音さまだらけになってしまい、それならばいっそ、と思い、独立させてみました。基本的なコンセプト、つまり、四季がテーマであることは、もうひとつのブログ「あひる哲学」と同じなので、来年の5月まで、1年間は続けたいと思いました。「あひる哲学」が中途半端になってしまった分、「微笑観音」はなんとしても1年間続けたかったのですが・・・

以前、「土曜観音」というタイトルで観音さまを掲載した時、次のように記しました。
<写真で見ると、4月26日の観音さまが、いちばんキレイに見えるかもしれません。
けれども、さにあらず。
4月19日の頃は、うっとりするほど、うんざりするほど美しかった。
できたての緑というか、ほんものの新緑というか。
人の好みはさまざまですけど、ね。>

起承転結でいうところの<起>、無から有が生まれるその時、残念ながら私は笠間にいません。どこにいるのかわかりませんが、もう笠間にはいません。

結局、「あひる」も「観音」も、完結しなかったからこそ、永遠のテーマになりそうな気配があります。気配も何も、そういうことは自分で決めることなのでしょうが、まぁ不可抗力というか、自分の力ではどうにも出来ない流れのようなものもあります。それにわざわざ逆らうこともあるまい。