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小さなミラクルな一日(前編)

2011年05月13日 | 日記
今日は小さなミラクルな一日でした。
僕にはちょくちょくあるのですが、小さなミラクルな一日が訪れると何気ない一日が、生涯記憶に残るすばらしい一日になります。

小さなミラクルは、おそらく誰にでも起こるのですが、それを小さなミラクルと認識して、いつでもそれが起きることをイメージしておく。そうしておくことで、それが起きる確率をかなりアップさせることができるようになります。

では、僕の今日一日です。
久しぶりに一日家にいられたので、朝からリビングのちょっとした模様替えをしました。
使わなくなった小さなテーブルを2階に上げたことで、リビングが少し広く使えるようになりました。
その際に床や家具を丁寧に水拭きしたのですが、身近な人たちは皆ご存知ですが、僕たちの家では、いわゆる家事というのは、主に僕の仕事なんですね。

もともと僕の奥さんというのが、そういうことの一切ができない人で、一緒に住み始めた頃などは掃除、洗濯、炊事のすべてが、僕の担当でした。
そういう奥さんも、一緒に生活しているうちに僕のやり方を徐々に覚えていってくれて、最近では僕がいない時なんかは、大抵のことは一人でできるようになりました。
まあ、子供ができたわけですから当然といえば当然なのですが、もともとを知っている僕からすると、相当の感動があったりします。

でも、水回りの掃除及び拭き掃除や、僕が家にいる時の晩御飯の支度などは、今でもほとんど例外なく僕の仕事です。
逆に何故か洗濯だけは、いつの間にか奥さんの仕事になって、今では僕の手出しを嫌うほどになりました。
まあ、たたむのは主に僕だったりするんですけどね(笑)


話がえらく脱線してしまっていますが・・・
とにかく、僕はリビングの拭き掃除、「固く絞った雑巾で拭いた後、乾いた雑巾で拭く」という作業を終えたわけです。

その後ですが、ここしばらく雨が続いていたせいでできていなかった、玄関の掃除をすることにしました。

僕の玄関の掃除というのは、玄関を掃いた後、玄関のドアとインターホン、郵便受けを拭き、僕らの家は玄関のドアの横のリビングの大きな窓に面してベンチを置いているので、そのベンチとそのリビングの窓と窓のサッシを拭き、最後に表に止めてある車の窓もついでに拭くというものです。

つまり、来客の方などから見て、家の顔になるような部分を一通りキレイにするのです。
インターホンなどは以外と盲点で、家人はそれを使わないという理由から見落としがちですが、来客の方にとっては顔を近づける部分になるわけですから、こまめに拭いておくことをおすすめします。

「5分の法則」

上は僕の言葉ですが、要するに今、僕が書いた玄関の掃除も文章にすると大変そうに思えるのですが、まめにするようにしておくと、大体5分ぐらいで済んでしまいます。
この玄関の掃除に限らず、トイレ掃除や洗面所の掃除や台所のシンクの掃除、そして僕がみんなに割と驚かれる、毎日風呂を洗った後、風呂の壁や浴槽などの水分をすべて拭き取るという作業なんかも、時間にすると、だいたい5分ぐらいで済みます。
これが、僕の言うところの「5分の法則」です。

なので、「5分の法則」という言葉を覚えてもらって、みなさんもとりあえず自宅の一か所でいいので、一日5分でキレイにしてみませんか?
って、何のおすすめのブログやねん!

これから、本題というところなのですが、明日も早いので、今日は寝ます。
なので、今日は前編ということで、続きは後編で。
後編があればの話ですが・・(笑)


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BAR 無人島 5 エピソード1 最終話

2011年05月01日 | BAR 無人島
このゴールデンウィーク中に僕たちの娘は2歳になります。
大きな病気やケガもなく、元気にスクスクと育ってくれていること、あらためて、有難いことだなぁと思います。

1歳の誕生日には僕らからのプレゼントは何もなかったのですが・・
今回は、数日前にたまたま立ち寄った子供服のお店にかわいいTシャツがあったので、奥さんと相談して奮発しました。
3900円!
僕らが娘のために買ってあげたものの中での最高価格です。

そして、プレゼントはもう一つ。
僕らがお気に入りの近所のケーキ屋さんで、娘が大好きなアンパンマンの絵が描いてある誕生日のケーキを予約してあります。
これは、ジジババからの指令です。

二本並んだローソクを、力強く吹き消してくれることを期待しています。




では、超久しぶりの「BAR 無人島」です。
一応、第一話は終了になりますので、時間のある方は一話から読み返してみたりしていただけると嬉しいです。




「BAR 無人島 5 エピソード1 最終話」

店を出ると、ひんやりとした夜気が火照った頬を優しくなでた。
佳世はふり返えると、無人島と書かれたその店の塗装もすっかり剥げ落ち、ゴツゴツとした木の質感が剥き出しになった扉を眺めた。
そっと近づき、右の掌を浮き彫りになっている無人島という文字に押し当てると、この店で経験した様々なことが思い出された。
そして、それらがまるで学生時代の思い出のように思えることに、佳世は自分の今の年齢を考えて、少し笑った。

その時、自分はもうこの店に来ることはないだろうというイメージがひっそりとやって来て膨らみ、やがて雨の雫が柔らかい土に吸い込まれるように、自分の中のどこかに落ち着いた。

今すぐにこの街を離れるわけではないし、今の仕事を放り出したりはしない。
自らが提唱し、始めたプロジェクトであり、命を削ってとまでは言わないが、プライドをかけて全身全霊で取り組んできたという自負のある仕事である。
この仕事だけは、何があっても最後までやり遂げなければならない。
それに、この街を離れることや、故郷に帰るといったことを固く決意したわけでもない。
それでも、佳世には、自分がこの店にもう来ることはないということがわかった。それを事実として理解することができたのだ。

扉から右手を離し、コートのポケットに無造作に突っこむと、名残惜しさを断ち切って、そのドアに背を向ける。
前から男がやって来て、佳世の左手をすり抜けた。下を向き黙々と歩く男は佳世に気づかなかったが、佳世には見覚えがあった。
案の定、男はBAR無人島の扉の奥に吸い込まれて行った。何度か店で顔を見たぐらいで話したことはない男だった。

佳世は自分の今立っている位置、先ほどよりも少し店から離れた位置でもう一度、BAR無人島をゆっくりと眺めてみた。

胸にこみ上げてくるものを感じ、瞬きと深呼吸を続けているうちに、佳世は気づく。眼前の光景が、先程とはガラリと大きく変わってしまっているのだ。佳世は大きく目を見開いた。
そして、すべてが理解できた時、佳世は全身の毛が波打つのを感じた。

自分の意思でここへ来たのではなかった。自分は何かに導かれたのだ。

その瞬間、それがもう佳世の中では、厳然たる事実となった。
この店のある路地もこの店の佇まいも、佳世が自分から一人で訪れるような場所では決してない。
今となっては、自分の立っている回りの景色には、違和感しか感じえない。
どうして今まで気がつかなかったのだろうか、答えのない疑問があふれ出る中、ただ一つくっきりと感じられたことは、この事実の前では、自分は余りにも無力でちっぽけな存在だということだった。

しかし、佳世にとってそれは、わりとすぐにどうでもよくなった。
自分をここへ導くことができたのが、あのマスターかもしれないし、もっと大きな力が自分とマスターを引き合わせてくれたのかもしれない。
でも、それよりも今の佳代にとって重要なことは、自分がこれからも生きねばならないということが決定されたというシンプルな現実が、しっかりとした質感を持って今ここにあるということだった。
自分はこの状態へ導かれたのだ。自分には、これからも生き続けるということが課されたのだ。

それでも彼女は以前の佳世ではもうなかった。
今の佳世にはその事実を息苦しく感じるようなこともすでになく、自分の人生がそうなったのなら、それを当然のこととして素直に受け止めるということができるようになっていた。
そして、同じ生きるのなら精一杯悔いのないように生きてやろうという気持ちになっている自分に気づいて、佳世は気恥ずかしさのようなものさえ感じたりもしたが、それでも微笑んでしまえるほどの余裕が、佳世の中に生まれていた。

でも、おそらく多くの人はこうやって生きているし、生きてきたのだ。今やっと自分は皆と同じスタートラインに立つことができたのだ。
清々しい気分で見上げた都会の夜空は、いつものようにどんよりとしていたが、嫌な気は全くしなかった。その時佳世は、生きるということのダイナミックな躍動感を全身で感じていた。





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