もうすぐ2歳になる僕たちの娘ですが、最近になって急に話せる言葉が増えました。
それとともに、以前よりずっと細やかな意思表示ができるようになりましたし、時には僕らがハッとするような大人びた振る舞いや表情をしたりもします。
それでも、もちろんまだ2歳にもなっていない子供ですから、理不尽なわがままに僕らは翻弄されっぱなしですが、その無邪気で愛くるしい様は僕らを本当に幸せな気分にさせてくれます。
できることなら、彼女の心が傷つくこともなく、ずっとこのままで成長していけるような環境をつくってやることができたなら・・なんて親バカを思ってみたりもしますが、そんな僕の思いなんかとは関係なく、彼女も僕らがそうであったように逞しく育っていくんですよね。
そして、自分が壊れてしまうんじゃないかと思えるような悲しみなんかも自分の力で乗り越えて行くのでしょうし、またそうでなければダメなんですよね。
今日は、久しぶりに詩を1編
「君が一人で眠る部屋に」
君が一人で眠る部屋に
仄かな灯りのランプをともそう
君が一人で眠る部屋を
やさしい香りの花でみたそう
君が一人で眠る部屋で
清らかで安らかな音楽をかけよう
君が一人で眠る部屋に
月の明かりが忍び込み
君の真っ白な掌が浮かび上がるよ
君は一人で傷ついて
君は一人で涙を流し
君は一人で酒を飲み
君は一人で眠りに就く
遠くから聞こえる列車の音も
どこかで閉じられたドアの音も
君の眠りを妨げることはなく
君は眠りの泉のすぐそばで
その時君は、昨日の出来事からも遠く隔たって
君が一人で眠る部屋に
静かに、とても静かに降り積もる
君が一人で眠る部屋に
戻りたいとは、今はまだ思わない