護憲+グループ・ごまめのブログ

護憲+・現憲法を守るグループの一人して、今後の社会の状況を戦時を経験した一人として社会を見つめていきたいと思います。

06年11月28日・火曜日 自民党造反議員と各社社説

2006年11月28日 13時07分44秒 | 朝日新聞切抜とテレビの切とりと庶民の疑問
 三年ほど前から各社社説を保存しているが、奇しくも今日の社説は自民党造反組の復党問題の社説が載っていた。
 反自民の私は、揉めてくれるほど面白いのだが、社説を見て各社の政治に対する姿勢も見ることができると思うので、一部コピヘしてして各社社説のURLをあげました。
 (社名をクリックして下さい。各社社説が出てきます)
          

産経

自民復党 幅広い支持獲得が肝要だ
郵政民営化に反対して自民党を離党した平沼赳夫元経済産業相ら無所属の衆院議員12人が自民党に復党願を提出した。平沼氏だけは、復党の条件とされた郵政民営化支持などの誓約書を添付しなかった。安倍晋三首相は平沼氏を除く11人の復党を認めると述べた。

 自民党が昨年の総選挙で掲げた郵政民営化などの公約を守るという政策本位の姿勢は、一応貫かれた格好にはなった。


朝日

11人の復党 「刺客」は使い捨てか
来夏の参院選挙に勝利するには避けて通れない。いや、かえって世論の反発を買う――。安倍首相は迷ったあげく結論を間違えたのではないか。

 郵政民営化法案に反対し、自民党を離党させられた衆院議員11人が復党する運びになった。

 確かに、自民党には願ったりかなったりだ。昨年の総選挙で、逆風の中を無所属で勝ち抜いた議員たちの後援会組織は固い。これがフル稼働すれば、とりわけ参院選の勝敗を左右する1人区では絶大な力になるだろう。


読売

[復党問題]「これで一応の区切りはついた」
郵政民営化に反対して自民党を離党した「造反」議員の復党問題をめぐる自民党内の混乱に一応の区切りをつけた、ということだろう。

 平沼赳夫・元経済産業相ら「造反」議員12人がそろって復党願を提出した。郵政民営化反対の立場を変えなかった平沼氏を除く11人は、併せて、郵政民営化賛成や「反党行為」への反省などの誓約書を提出し、復党が認められることになる。

 郵政民営化をめぐって主張を異にはしたが、安全保障や教育、憲法など、政治理念や基本政策は、「造反」議員も自民党と同じだ。いつまでも別れているのが不自然、という声があったのも無理からぬことだ。

 それにしても、復党問題をめぐる自民党の迷走は、有権者には分かりにくかったのではないか。


毎日

郵政造反組復党 「踏み絵」でも筋は通らない
 郵政民営化法案に反対し自民党を離党した無所属の衆院議員12人が27日、復党願を提出した。焦点の平沼赳夫氏は中川秀直幹事長が求めた「誓約書」を出さず、同氏を除く11人が復党する見通しになった。

 私たちは復党そのものについて、国民を裏切る行為だと再三、批判してきた。同党の判断は残念でならない。

 昨年9月の衆院選挙で、当時の小泉純一郎首相は郵政民営化への決意を示すために、法案に反対した候補者に党公認を与えず、そして有権者が選択に戸惑わないようにと、対立候補まで擁立したのだ。

 郵政民営化の一点を問う首相の姿勢は、有権者の支持を得て、自民党は296議席という圧倒的な多数を獲得した。一方、法案反対者もまた死に物狂いで「刺客」に立ち向かった。復党願を出した12人が議員として生き残ったのも、その姿勢に共感した多くの有権者がいたからだろう。


産経

復党は有権者の理解を得られない
 無所属の郵政造反組議員12人が自民党に復党願を提出した。自民党は郵政民営化反対の姿勢を堅持する平沼赳夫氏を除く11人の復党を認める方針だ。わたしたちは造反組議員の復党は昨年の郵政選挙の経緯を考えれば筋が通らないと主張してきた。今回の復党騒ぎが有権者の理解を得るのは困難である。

 自民党の中川秀直幹事長は造反組の復党について(1)郵政民営化の確実な実施を含む政権公約の順守(2)党規党則の順守と反党行為の反省――などの条件をつけた。平沼氏を除く11人はこの条件を受け入れて復党の運びとなったが、これで有権者が納得するだろうか。


東京

『造反組』復党 一体だれが納得するか
 「造反・離党組」が続々と自民党に戻る。民営化は国民のためにならないと、あの郵政選挙で叫んだ人たちだ。言動に責任を持つなら、あらためて選挙の洗礼を求めるのが筋である。納得できない。

 不快で、あっけない復党劇だ。

 筋を通す、と中川秀直幹事長は言っていた。だが、その筋も、ちょっとどころか、かなり怪しかった。

 自民党は昨年の郵政国会の採決で造反した衆院の前議員を総選挙で公認せず、当選後は「反党行為」などで追放処分した。

 その際、衆院解散のきっかけをつくった参院の造反者については事実上、おとがめなしだった。理由は参院では与野党の議員数の差がわずかで、処分すれば半数を割りかねないからだ、とささやかれた。

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1 コメント

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政党の評価は政策と実績だと痛感する事件です。 (東西南北)
2006-11-28 22:03:20
 政治家個人の「政治信条・人柄」で選択するとこういうことになるのです。「政治信条・人柄」で支持・協力・投票するということは白紙委任状を政治家に託すことに等しいわけです。今後は、議会での政策と実績を唯一の基準として支持、協力、投票政党を決定して参りましょう。

 もちろん、復党組は公約違反であるので、リストラで当然ですが、問題は有権者が「人柄・政治信条」で判断してしまうと歴史は繰り返しますので、政治判断は「政策と実績」のみである、という世論を草の根の対話活動で盛り上げてまいりましょう。「人柄」選挙を草の根で推進しているのは、言わずと知れた「創価学会・公明党」です。人間の主権者意識を眠り込ませ、愚弄する大衆勢力が「創価学会・公明党」です。排除してまいりましょう。