護憲+グループ・ごまめのブログ

護憲+・現憲法を守るグループの一人して、今後の社会の状況を戦時を経験した一人として社会を見つめていきたいと思います。

二部 NHK「考えてみませんか?憲法九条」

2007年08月16日 21時11分52秒 | 朝日新聞切抜とテレビの切とりと庶民の疑問
 07/08/16  ごまめのブログ 二部

 NHK「考えてみませんか?憲法九条」の前編の護憲か?改憲かを見て感じたことを少々。

 出席者はどのようにして選抜したか分かりませんが,護憲・改憲ほぼ同数のような感じがしました。

 先ず、パネラーの小林よしのり氏は、日本の現状に合わせれば改憲論者のような感じがしましたが、なんだか宙ぶらりんで卑怯な感じでした。

 年寄りの護憲派は、私のように自分の経験から語られていたようです。

 私も一時期、強大な軍備をと思ったこともありました。しかし、敗戦の惨めさを嫌というほど味わっている人間は、日本に戦える条件が揃っているかと考えると其の条件は何にもないのです。近年は其の条件に日本の沿岸原子力発電所がたくさん有る事が加わりました。
 それから裸の護憲論者になりました。

  日米安保を考えてみましよう。安保締結後のアメリカの態度を見ていると、アメリカが有利な戦略を行うため日本を利用しているとしか見えないことがしばしばあります。
 国際条約も日ソ不可侵条約を破棄されたために両親はなくなっていますから、国際条約は、どこまで信用できるかで、アメリカは自国が不利な状態に成っても日本を守ってくれるとは思えません。

 難しいことは分かりませんが、以前アメリカはイラクやアルカイダに援助をしていたと思いますが、現状はどうなんでしよう。

 国連とて、拒否権国は己の意のままにふるまって、これらの国は弱小国の問題には出ていきます。しかし自国に不利な事には国連の決まりには従わない感じです。

 放送に出ていた改憲論者を見た感じは、戦争の悲惨さを経験した方はほとんどおられなかった感じで、放送途中に視聴者からの投書で、
「戦争が始まると、犠牲になるのは罪のない庶民。だから戦争を始めたときはそれを決めた大臣、政治家は一番はじめに戦場へ」
 これは、私ばかりでなく護憲派の大勢の持論だと思います。

 この改憲派の中に、団塊時代の女性も多くおられましたが、彼女たちは日本が戦争に巻き込まれた時に、ご自分の子供や孫を一番はじめに戦場に出す心構えがあって改憲を言っているのでしょうか。

 北朝鮮の拉致問題も日本に憲法で交戦権の有る軍隊が有れば、拉致問題は解決すると言われる方が居られましたが、それで解決できる国家であれば、原子炉問題はとっくに片付いているでしょう。
 それとも、北朝鮮に敵前上陸しますか、其れでは昔とちっとも変わりません。上陸すると拉致家族は直ぐに殺されると思いませんか。

 私は、日本が軍隊を持つのが良いか。丸腰かが良かったのかは後年ではないと結果は出ないでしょう。

 改憲者は、日本の周りはどこの国も軍隊を持っている。彼等は日本を敵視していて攻めてくる可能性がある。北の核実験やロケットがそうだという。

 しかし、裏を返せば、日本に世界二位の装備、世界五位の軍備、過去に自国に侵攻した日本が此の様な巨大軍備を持って、アメリカと共同演習する国家は、隣国にどう映るでしょう。日本は前科があるので此のような巨大な軍備のある国家は絶対安全な国とも思わないでしょう。
 と言う事は、隣国から見れば一番危険な国家が日本と言う事に成ります。

 ですから私は完全無抵抗主義者です。
 裸の国家に攻めて来る国があっても、それこそ身に何も纏わず座って瞑目して殺されても良いと思います。
 戦争とは、抵抗の大きいほど彼我の犠牲者は大きく成る。特に劣勢の場合は深刻です。
 無抵抗の私を乗越えた侵入者は次から次へと殺戮をくり返すでしょうか。私が一番恐れるのは空からの攻撃です。日本に軍備が有ると分って入れは空から攻めるでしょう。通常ロケットでも原子炉に当たれば狭い日本は逃げる場所は有りません。しかし丸腰だと分っていて、ミサイル等を打ち込むでしょうか。

 だから、兵器も何にもない国家が、一つでも地球上に必要ではないでしょうか。私の護憲論は、殺されても殺す立場にはなりたくないのです。

 しかし、護憲論者でも私の様な人間は少ないとおもいます。でも護憲を唱えようとするならば、色々な圧力や嫌がらせに不景気は耐える覚悟は必要ではないでしようか。

 ひょっとしたら私の考えは間違っているかも判りません。あと何年の命か判りませんが、この気持で一生を過ごしたいと思っています。

NHKのアンケート1~4 (ここをクリック)
1・憲法9条の改正は?)  2・9条改正「必要ない」理由は?
3・9条改正「必要ある」理由は?)  4・9条改正の理由

5・テレビ電話でアンケートの結果 (ここをクリック)


 防衛省が騒がしい

2007年08月16日 15時22分03秒 | 朝日新聞切抜とテレビの切とりと庶民の疑問
 07年8月16日・木曜日 防衛省が騒がしい

 「しようがない」非常識発言で大臣が辞め。女性の大臣が登場して、国会開催中に海外に行ったと、三等席の国会議員がいちゃもん。

   

 続いて、事務次官を、とうの事務次官に相談もせずに、次の事務次官の名前を新聞に流したと、等の事務次官が激怒したという。それでは大臣の事務次官でなく、事務次官の事務次官だ。

 官房長官は俺の頭越しだとへそを曲げる。

 そして、最高の責任者総理は、担当大臣が人事は握っている。しかし俺のところにはまだ揚がっていないという。

 こうして見ると、庶民から見れば日本の国家では事務次官が一番偉いのではないかと思ってしまう。

 大臣が電話をしても繋がらないし返事は翌日だという。方や事務次官は必ず連絡はしているという、水掛け論である。

 軍隊組織は国家権力を守るが、民間は守れる組織ではないと過去の経験から思っているが、此の体たらくで一旦緩急あっても何もできない組織だということを暴露した感じだ。

 ふっと頭の中を過るのは、田中真紀子外務大臣だ。どうも官僚諸君は自分に逆らう大臣。特に女性には敵愾心を燃やすようだ。

 昔、軍が強大になり政治に口を突っ込むようになり、行政の言うことを聞かなくなり一人歩きし出したのが、満州事変や盧溝橋事件を起こし、日本国家を奈落の底に落とした元凶は軍隊という官僚だったのではないだろうか。
 日本に大臣より偉い官僚がいる限りは、絶対よくならない。

 朝ずばっのフリップに閣議人事検討会が載っていたので貼付ける。

   

 書き込みをよく見ると、大臣の名前は出ていない。大臣とはひな壇のおひな様なのだ。


 オマケです。朝日新聞に小池防衛相と守屋武昌防衛事務次官の対立をめぐる相関図が出ていたので貼付けておく (ここをクリック)