昨日 18日の「NHK日曜討論」は、8党の幹部による「テロ準備罪」、「加計学園」がらみに
関しての討論でした。
いつもより15分延長しての放映でしたが、自民党幹事長代行・下村博文氏の発言には、
あらためて驚きと、憤りを覚えてしまいました。
前川喜平・文科省前事務次官の「証人喚問」を要求する野党の代表達と司会者からの
質問に対して、下村氏は、
『以前は自分も前川氏を評価していた。
しかし、〈自分の座右の銘は面従腹背〉だと言っている。
役人の時 言うべきことを言わずに辞めた後でアーダコーダ言うのは卑怯なハナシ………、
今更 国会で訊くということでもない』
と、述べたのです。
この際、「座右の銘」などは関係のないハナシです。
何とも、呆れるほかありません。
「証人喚問」の是非とは、一体何なのでしょう。
「怪文書みたいな文書」と、文書を鼻であしらい、前川氏へは卑劣な個人攻撃を
した菅官房長官が、一転、〈現在の認識ではない〉と、不思議な言い回しの発言を
撤回したばかりでしょうが。
安倍政権には「劣化症状」がウイルスの様に増殖しているのでしょうか。
毎日新聞が17、18両日に実施した全国世論調査によりますと、安倍内閣の不支持率が、
1年8カ月ぶりに支持率を上回り、内閣支持は36% 前回から10ポイント下落とのことです。
さもあろうと思います。
医師で作家でもある鎌田 實氏は、毎日新聞(18日) 『声上げた人を守るしくみを』で、
次のように論じています。
《前川氏が口火を切ったことで、文科省から次から次へと新しい証言が出てきた。
巨大なそんたくの空気に染まるまいとした人たちがいるということだ。
この点、官僚組織もまだまだ捨てたものではない。》と。
そして、ナチスドイツのユダヤ人ホロコーストの実行者の一人であるアイヒマンの事例をあげて、
《アイヒマンも特別、冷酷非道な人間だったわけではない。
個人の判断や責任が、組織というものに肩代わりされれば、どんなに非道なことでも、
実に淡々と実行していくことができる。
だれかに言われたからやったという言い訳が先にあれば、しかも、そのだれかが
権威のある人であればあるほど、人間はどんなことでもやってしまうものなのである。》
と述べ、
《ぼくたちは、権威に責任を委ね、電気ショックのスイッチを押してしまいかねない人間だ。
そのことを認めたうえで、どうしたら組織が暴走しないようにすることができるか
考える必要がある。》
と、結んでいます。
全く同感です。
関しての討論でした。
いつもより15分延長しての放映でしたが、自民党幹事長代行・下村博文氏の発言には、
あらためて驚きと、憤りを覚えてしまいました。
前川喜平・文科省前事務次官の「証人喚問」を要求する野党の代表達と司会者からの
質問に対して、下村氏は、
『以前は自分も前川氏を評価していた。
しかし、〈自分の座右の銘は面従腹背〉だと言っている。
役人の時 言うべきことを言わずに辞めた後でアーダコーダ言うのは卑怯なハナシ………、
今更 国会で訊くということでもない』
と、述べたのです。
この際、「座右の銘」などは関係のないハナシです。
何とも、呆れるほかありません。
「証人喚問」の是非とは、一体何なのでしょう。
「怪文書みたいな文書」と、文書を鼻であしらい、前川氏へは卑劣な個人攻撃を
した菅官房長官が、一転、〈現在の認識ではない〉と、不思議な言い回しの発言を
撤回したばかりでしょうが。
安倍政権には「劣化症状」がウイルスの様に増殖しているのでしょうか。
毎日新聞が17、18両日に実施した全国世論調査によりますと、安倍内閣の不支持率が、
1年8カ月ぶりに支持率を上回り、内閣支持は36% 前回から10ポイント下落とのことです。
さもあろうと思います。
医師で作家でもある鎌田 實氏は、毎日新聞(18日) 『声上げた人を守るしくみを』で、
次のように論じています。
《前川氏が口火を切ったことで、文科省から次から次へと新しい証言が出てきた。
巨大なそんたくの空気に染まるまいとした人たちがいるということだ。
この点、官僚組織もまだまだ捨てたものではない。》と。
そして、ナチスドイツのユダヤ人ホロコーストの実行者の一人であるアイヒマンの事例をあげて、
《アイヒマンも特別、冷酷非道な人間だったわけではない。
個人の判断や責任が、組織というものに肩代わりされれば、どんなに非道なことでも、
実に淡々と実行していくことができる。
だれかに言われたからやったという言い訳が先にあれば、しかも、そのだれかが
権威のある人であればあるほど、人間はどんなことでもやってしまうものなのである。》
と述べ、
《ぼくたちは、権威に責任を委ね、電気ショックのスイッチを押してしまいかねない人間だ。
そのことを認めたうえで、どうしたら組織が暴走しないようにすることができるか
考える必要がある。》
と、結んでいます。
全く同感です。
前川前事務次官の発言にまだこの省庁には清流が絶えてなかったと感じた職員も多数いたことでしょうね。一方で権力側の論理がない汚い発言にいわばたくさんのアイヒマンがウイルス発生している様相が見られるようです。擬似民主主義の悪用で真の民主主義が侵食されている現状に成ってしまった様相が。
梅雨なのに雨が不足している関東です。だから「紫陽花」が今一つその持てる色彩が冴えていません。
汚いやり口とはいえ、「共謀罪法案」は成立してしまったわけですから、やっぱり恐れと不安を覚えます。
まぁ、出来るところで声を上げたいと。
こちらも雨不足です。
今日は、猪苗代湖へ抜ける峠を越えてきました。
溢れかえる緑 みどり、そして緑。
地球上の樹々が根から吸い上げる水の総量って、どのくらいなんだろう、などと考えながら眺めてきました。