ゴマボンSHOP/インターネット通販

デジタル関連情報 価格 通販 最安値 最新 最安 pc デジカメ ホーム&キッチン 

解脱に至る四つの階梯   Four steps leading to liberation

2020-09-30 18:27:21 | 


 賢明な読者はすでにお気づきであっだろう。これが、チベット密教のいう

「思念による王者の相承」であることを。思念による王者の相承とは、じつに、霊的バイブレーションによる伝達だったのである。

 わたくしは、これによって、解説に至る四つの階梯のうちの、第三の境地に達したことを自覚したのであるが、これは、間脳開発の練行tapasを成就していなかったら、絶対に得られなかったものである。内なる受容の態勢がととのって初めて、外よりの王者相承が発せられるのである。

 

解脱に至る四つの階梯


 

 いま、わたくしは、「解脱に至る四つの階梯」といった。

 だれでも、解脱に至るためには、この四つの段階を経なければならない。そしてこの四つの階梯を、すぐれた聖師にしたがって歩んでいくならば、だれでも解脱に到達できるのである。もちろん、あなたにしてもそのとおりだ。

 

 そこで、この四つの階梯について、のべてみよう。

 

四つの階梯とは、


 

一、Srota aPanna 須陀証

二、sakrd agamin  斯陀含

三、anagmin               阿那含

四、arhat          阿羅漢

 

である。

説明すると、

須陀逼--きよめられた聖者

斯陀含 ーー められた聖者

阿那含ーー(次元を)飛躍した聖者

阿羅漢ーー(次元を)超越し、完成した聖者、「仏陀」ともいう。

 

では、この四つの階梯を、修行者はどのようにして歩んでいくのだろうか。

 

脳辺縁系・新皮質脳を殺す修行

 

 それはひと口にいって、大脳辺縁糸・新皮質脳を殺す修行である。

 大脳辺縁糸と新皮質脳を殺さなければ、間脳は作動せず、第三の目は開かな

いのである。

 ただし、誤解してはいけない。大脳辺繰系・新皮質脳を殺すということは、

究極において、大脳辺繰糸、ことに新皮質脳を生かすということなのである。新

皮質脳は「創造の座」であるといわれる。しかし、ほんとぅの創造の座は間脳に

あるのである。間脳はこれまでくり返し説いてきたように、霊性の場であり、霊 感の座なのである。ここが開発されることにより、ほんとうのインスピレーションが発生するのである。

 

ただし、間脳を開発するためには、しばらくの間、大脳辺縁系と新皮質脳を閉ざさなければならないのである。間脳が開発されたとき、新皮質脳は新しくよみがえる。新しくよみがえった新皮質脳こそ、霊性を基盤とした超人的なインスピレーションと創造力を持つ頭脳となるのである。

 

 ではそれはどんな修行か?

 

霊性完成の方法と体系


 釈尊が残した霊性完成の修行法がそれである。これを、わたくしは、「成仏法」とよんでいる。成仏とは霊性を完成したことをいい、それを成就した人を「仏陀」とよぶ。だからわたくしはその方法を、「成仏法」とよぶのである。

 くわしくは、『輪廻転生瞑想法H』でのべたとおりであるが、それは七つのシステムと三十七種のカリキュラムから成る成仏のための方法と体系である。これを、阿含経では「七科三十七道品」あるいは「三十七菩提分法」とよぶのである。この二つの名称は、わたくしが勝手につけたのではない。古来からの仏教用語である。

 

 わたくしが、阿含経以外のお経―-法華経、阿弥陀経をはじめすべてのお経

をいささか激しい表現で批判するのは、阿含経以外のお経には、どの経典に

も、この成仏法がないからである。釈尊がじっさい説かれたのは阿合経だけで

あるという歴史的な事実のほかに、阿含経以外には、この「成仏法」がないか

ら、わたくしはそういうのである。「成仏法」のない経典など、わたくしは真実

の仏教経典と認めることはできないのである。もちろん、それなりの存在意義

なり存在価値はあろうが、本流ではない。傍流というべきである。このことに

関しては、わたくしの他の著書を読んでいただきたい。

 


七科三十七道品とはつぎのようなものである。


 

四念住法身念住法 受念住法 心念住法 法念住法

以上である。

この七科目、三十七種のカリキュラムは、

 一、瞑想

 二、実践

 三、tapas(練行)

 

四正断法-断断法 修断法 随護断法 律儀断法

四神足法白欲神足法 勤神足法 心神足法 観神足法

五根法-信根法 精進根法 念根法 定根法 慧根法

五力法-信力法 精進力法 念力法 定力法 慧力法

七覚支法択法覚文法 精進覚支法 喜覚支法

      定覚支法 念覚文法 軽安覚文法 捨覚文法

八正道法-正見法 正思惟法 正語法 正業法 正命法 正精進法

      正念法 正定法

 

に分類できる。

 四念住法・五根法は、瞑想である。

 四正断法・五力法・七覚支法・八正道法は、実践と瞑想である。

 四神足法は、特殊な練行tapasである。

 神足とは、神通力(超能力)のことで、この四神足法は、超自然の神通力を得

るための四種の修行法である。前にのべたわたくしの練行tapasはこれに属である。

 この七つの科目のうち、練行tapasを中心に、瞑想と実践の科目をとり入れて

修行するのである。どの科目をどうとり入れて、どのように訓練するかは、

聖師が決定ずる。修行者それぞれ、みな素質と因縁がちがうので、それを見て、グルがめるのである。

 この修行において、グルの果たす役目は大きい。グルについて、少しのべよ

 

霊性の洗礼


 

まず、間違いなく霊性を開顕したグルを見つけて、そのグルに受け入れても

らうことである。それができたら、この修行は八分どおり成功したといっていい

くらいである。それくらい重要なことであり、かつ、むずかしいということある。

 グルなくして、正しい霊性開顕の仏道修行は不可能である。ふつうの仏教信

心とはちがうのである。信心のしかたや、信仰のしかた、経典の講義や解釈を教

わるという程度のものならばとにかく、霊性開顕の仏道修行は、強力な霊的能力

を持つグルの助けなくしては、絶対といっていいほど、できないのである。

 たとえば、インド近代の聖者ラーマナーマハリシが、入門者に対して、「凝視

の方法」で受け入れの儀式をおこなったとき、彼の両眼の輝きと力が相手の心

をつらぬいて、その雑念の流れを断ち切ってしまったといわれる。ときとして

は、まるで電流が身の内に流れ込んだように相手は感じたともいわれる。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 料理  オテル・ドゥ・ミク... | トップ | 今日の運勢 10月1日  Toda... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿