ラ・ゴローザ なんちゃってマダムの太うで繁盛記

人生前半戦は世界中を周って飽食生活 そして一転、美食をサービスする側になったマダムが、レストラン業界視点で綴る呟き日記

とってもキャサリンなジェニファーとその仲間達

2008-02-19 22:10:13 | Weblog
ジェニファー嬢がやってきた

ジェニファーというより『ビバ・ヒル白書』のキャサリンが かぶった感じの

キュートで笑顔の愛くるしいブロンド美人 おまけにキャサリンの話し方そのもの

半年振り 今回はスタッフ仲間とボスを伴っての来店

さて今夜のスペシャリティー料理紹介を どうしよう?・・

(西洋人は必ずこれを尋ねる) 彼女の 好き嫌い無い事は

覚えているが(一人で白ワインを ボトル1本いける事も知ってるヨ)

他の人たちはネェ・・・ 結構 アメリカ人は好き嫌いと云うか

食わず嫌いが多いのヨォ 困ったもんです

順当なら 先ずはゴローザ人気ナンバーワンの

バーニャ・カウダ、カラスミのスパゲッティーニ、

メインには無難に岩手豚のサルサヴェルデが大好評です 

 って説明したんだけど どうも大変でしたヨ

中に一人 仕切やネーサンがいて

魚の卵はイヤだとか 生ハムをたっぷり持って来い

(メニューには載って無い)やら 

パルミジャーノを たらふく食べたい(え?!最初から??) 

魚の料理だけを選んでくれ 目が覚めないから濃いエスプレッソを

食事の前に飲みたい・・驚愕のオーダー!

挙げ句の果ては メインの金目鯛料理を出したら

サイド・オーダーで パスタを直ぐ出せって ア~タ 勘弁してヨ!! 

結局 バーニャ・カウダは空しくテーブルのゴミとなり

食べきれないほど頼んだ アナゴとイカのフリットは 直前キャンセル



シェフは『アメリカ人はグリーンサラダ以外で 生野菜の料理はダメだヨ』って

オレは知ってたゼ!的にあきれて 稽古後の朝青龍みたいな顔になってるし

キャサリンは 相変わらずニコニコしながら チラッとすまなそうな顔をして

笑顔を送ってきてくれてもネェ~



まあ 最後は『素晴らしい料理だった 必ずまた来るヨ』の

西洋人お決まりの ほめ言葉タラタラでミナサンお帰りでした

たっぷりのハグとキッスを残してくれたキャサリン・・じゃなくて

ジェニファーにだけは I'm looking forward to meet you again !