或る夜の風景

ガッツリ寒い日が続いて　ゴローザの夜は

ちょっと静かな雰囲気の　或るウィークデー・ナイト

珍しく男性お一人での予約を頂いた

『今夜は一人で食事のロンリーマン』　かな？

年齢不詳　職業不詳タイプのゲストだった



折角静かで　ゆったりした店内のはずが・・

突然　他のご予約カップル客が予約時間を大きく

ズレこんでドタドタ入店・・・しかもイライラ光線を

店内中に撒き散らしつつ　　お客様は神様よ！！

下がりおれェ！的な　或る意味見事な自己中

・・・一番手に負えないタイプ　

典型的な　『お客様は悪玉キング様』　ネ！



おかげさんで　思うようにテーブルサービスも行き届かず

気持ちは焦るが　手が回らない？！

あおりをくって　件のロンリーマンゲストのお飲み物や　

お料理が　遅くなっちまって冷や汗タラ～ッ状態の　　

髪振り乱したマダムの平謝りに　笑ってOKサインで　

応えてくださる懐の深さ・・・　申し訳ナイデス

それにくらべて　端迷惑カップルの酷さは・・・　ったく・・

下げる事も出来ない　食い散らかし？の皿が

見事に物語っていた　　



料理を暖かいうちに旬の瞬間で口に運び

味わいながら楽しむ事を知っる本物グルメ客と

冷めようが乾こうが料理に　手を出さないで

グルメ談義に没頭する　『自称グルメ』客

好対照な　お客様こもごもの夜だった