民宿いづる

民主党が掲げる「高速道路無料化」には賛成だ。戦後始まった高速道路の建設だが、建設費捻出のため通行を有料にしたものの将来はタダにするという話だったはずだ。首都高なんかは既に減価償却済みのはずなのに相変わらず通行賃を徴収している。それは田舎の高速道路建設の費用になったり、天下り官僚の給料になっている。よくクルマに乗る人だけの恩恵だから不平等だ、という意見を耳にするが、高速道路無料化になれば、いろんな商品が安くなる。みんな少なからず恩恵を受ける。クルマで出かける人が増えれば、地方の活性化にもなる。

────と思っていたんだが。

日曜日、栃木県にふらりと出かけた。するとどうだい、大渋滞！　前の会社は営業に異動させられたため辞めたのだが、その担当地域は栃木県だった。なので東北道の渋滞箇所やオービス注意箇所は熟知しているが、しばらくクルマに乗っていない間に状況は大きく変わったようだ。あり得ないところで渋滞している。「ETC車1000円乗り放題」という制度のせいだ。日本人はすぐにそういうものの恩恵を受けようとする。クソボケだ！！　「京都議定書」を率先して守らなきゃならないんじゃないのか、日本は。

まあ飽きやすい日本人のことだから、しばらくすると渋滞を避けるために電車に変えたり、旅行先を近場にしたりするだろうから、いまは過渡期なんだろう。高速道路無料化が実現したらETCメーカーは大変だね。
　
出流山の「満願寺」という寺のそばにある「民宿いづる」の蕎麦を喰いに行ってきただけの話。