blogギター小僧の径

ギター小僧の私生活

コーチングセミナー

2008年08月29日 | 仕事

会社からの命令で、コーチングという概念を日本に導入した第一人者桜井一紀氏のセミナー「実践!コーチングセミナー」というもんに行ってきた。案内ページに「机やノートを使わないユニークなセミナーです」と書いてあったので、ヤな感じはしていたのだが、思った通り、かなりウザい内容だった。

ここでのコーチングというのは、人材開発のための技法のひとつで、要は部下をどう育てるか、どう付き合っていくかというようなことだ。

「それでは、隣の方の仕事上の相談を聞いてみてください」といわれ、隣の薬剤師の女性の悩みを聞くことに。それで「いま聞いてもらった方のいい点・悪い点を指摘してあげましょう」と桜井氏。それで薬剤師にいろいろいわれる。そのあと案の定ぼくが薬剤師に悩みを打ち明けることに。

そんなことがいろんなバージョンで繰り広げられる。お昼を挟み、桜井氏の話を聞きつつ同じようなロールプレイングが展開される。お昼休憩の時抜け出そうとも思ったが、午後ペアになったIT企業の女の子がかなり可愛くてモチベーションが上がった。「悩みを真剣に聞いてくれて、嬉しかったです!」なんて言われて、期待に胸が膨らむ。

最後の方で、「タイプ分け」という話があった。これは非常に面白かった。「コントローラー」「アナライザー」「プロモーター」「サポーター」の4つに人は分けられるそうである。

◆コントローラータイプの特徴
コントローラーは、人からああしろこうしろと言われるのが一番嫌いなタイプです。状況は全て自分がコントロールしたい。ですから中小企業の社長さんに非常に多いタイプです。
このタイプの人は行動的で、自分が思った通りに物事を進めることを好みます。過程よりも結果や成果を重視します。リスクを恐れず、目標達成に邁進します。他人から指示されることを何よりも嫌います。
◆プロモータータイプの特徴
プロモーターは、注目されることがとにかく好きなタイプです。話の中心になる、周囲から最上級の表現で褒められる、仕切り役を任されるなど、自分にハッキリと周囲から関心の目が向けられている状態を好みます。
自分のオリジナルなアイデアを大切にし、人と活気あることをするのを好むタイプです。自発的でエネルギッシュ、好奇心も強く、楽しさこそ人生と思っています。多くの人に好かれます。ただ、あきっぽいところがあり、一つのことを達成したり、維持するのが苦手です。
◆サポータータイプの特徴
サポーターは、俗にいう「いい人」です。このタイプにとって大事なのはなんといっても人間関係です。「ぎすぎすした関係」は、このタイプが最も避けたいものの一つで、とにかく「和」を構築するように行動します。人の視点に立ってものを見るのが得意で、気配り上手。
人を援助することを好み、協力関係を大事にするタイプです。周囲の人の気持ちに敏感で気配りに長けています。一般に人が好きです。自分自身の感情は抑えがちです。また、人から認めてもらいたいという欲求も強いのが特徴。
◆アナライザータイプの特徴
アナライザーは、その言葉通り分析することを好みます。じっくり状況を観察し、データを集め、それから行動を起こす。常に慎重に構えます。思いついたことを、ばぁ~っと話すようなことはぜず、よく考えながらじっくりと言葉をつむぎ出していきます。
 行動の前に多くの情報を集め、分析、計画を立てるタイプ。物事を客観的に捉えるのが得意。完全主義的ところがあり、ミスを嫌う。人とのかかわりは慎重で、感情をあまり外側に出さない。

という診断によるとぼくは「コントローラー」と「プロモーター」がなんと同点。「タイプごとに集まってください」といわれ「同点の人はどっちでもいい」ということだったので「プロモーター」の輪にはいった。

すると、その中で仕事の話をすると業界がみな違うにも関わらず「そうそうそういうことよくある~」「その気持ちわかる~」的なことが起こった。ちなみに血液型を聞くとテンでバラバラ。ぼくは「コントローラー」の部分も強いので「ちょっと違うな」と思うところもあったが、かなり共感できた。これは血液型占いより性格かも。驚いたのは70~80人の受講者がいたが、ほぼ4タイプに均等に分かれたことである。

確かに会社でも人のサポートをするのが得意なヤツもいれば、じっくり計画しないと先に進めないヤツもいる。「プロモーター」タイプは「ガンガン」とが「ザックリ」という言葉が好きだが、「アナライザー」タイプはそういう曖昧な言葉が苦手で、悩んでしまうのだという。「いつまでに」「何のために」というのが重要らしい。

いろいろウザかったが、なかなか役に立ったセミナーだった。最後、IT企業の女の子を呑みに誘おうと思ったが、いつの間にか見失ってしまい、寂しく帰宅────。