blogギター小僧の径

ギター小僧の私生活

地下鉄サリン事件

2005年03月20日 | 想い
福岡の地震やマラッカ海峡の海賊事件のため、あまり報じられなかったが、今日20日は地下鉄サリン事件から10年となる。

十二人が亡くなり、五千人以上が重軽症を負った地下鉄サリン事件から十年となる二十日、事件現場となった東京メトロの六つの駅で献花台が設けられ、遺族や職員、乗客らが犠牲者の冥福を祈った。
(略)
午前十一時前には、小泉純一郎首相も訪れ、記帳を済ませ、献花台に手を合わせた。
小泉首相はその後、品川区の公邸で、「十年たっても傷を受けて大きな困難を抱えている人がたくさんいる。支援していかなければいけない」と述べた。その上で「(同様の)事件はいつ起こるか分からない。二度と起こさないように準備しなければいけない」と指摘した。(産経新聞)


10年前のぼくは、今の会社に中途入社し、1か月たったぐらいの時だ。先輩と車で上野中央通りを走っていると、何やら騒々しい。人も大勢倒れている。訳がわからず、水道橋のオッチャン一人でやっている印刷所に行ったところ、要領を得た。主要地下鉄で、何かが撒かれたのだという。このオッチャンは奥さんが新興宗教にはまってしまい、離婚したものの、そっち方面には敏感になっていたのだという。「たぶんサリンだと思う。そして、犯人はオウムだよ」とこの時点で断言していた。オウム真理教の犯行だと報道されたのは、まだまだ先のことだったが、それを見抜いたのは達観と言う他ない。

当時付き合っていた彼女は、TBSに勤めていたため、その夜、家に電話してみた(携帯がない頃だから、いわゆる家電だ)。まだ、帰っておらず、お母さんから「大丈夫だったみたいですよ」と言われた。

昨年の2月、東京地裁で、一連の事件の首謀者である麻原に死刑判決が出た。しかし、弁護団は控訴。そして、控訴趣意書の提出期限延長を求め、東京高裁(須田賢裁判長)は、1月11日の期限を8月31日まで8か月近く延長することを決定した、という。

どうあれ、最終的には死刑だろう! 麻原の死刑執行には是非サリンを使ってください!