blogギター小僧の径

ギター小僧の私生活

笑う女。笑われる男3

2003年02月06日 | レビュー
女優山下ともちが出演する『笑う女。笑われる男3──貴方なしでは、いられない──』を観に行った。場所は両国駅から5分ほどの「両国シアターχ(カイ)」。きれいななビルの1階で200席前後のわりと大きめのハコ。

作・演出伊沢弘。デレビ局の移転とともに廃業を余儀なくされた喫茶店のマスターとリストラ中年男がハローワークで意気投合し(もともとリストラ男のかみさんとマスターは知りあい)、公園で漫才の練習をしている若者(ドボルザーク)に影響され彼らも漫才を始める。また、某芸能プロダクション所属のタレントや女優たちの5人組ユニットが結成され歌手デビューに向け、日々レッスンが催される。

中年お笑い芸人や5人組ユニットの女の子たちの焦燥感や葛藤などがテーマか? はっきり言って何が主張なのか全く見えない。ラストは色々ゴタゴタがあったが女5人組ユニットが遂にデビューを飾り、そのデビュー曲を歌って終わる。よーわからん脚本! 唯一見物だったのは、ドボルザークという若手漫才師のテレビ番組の前説の場面。ぼくは芸事が好きで、演芸場などにもたまに行くが、彼らの漫才はプロに匹敵する出来栄えだった。

終了後、観に行った仲間7人で駅前のビアレストランで、評論会。演劇好きの「おどるアソー」さんがぼく同様酷評。皆も似たような感じだった。