日本百名山のひとつにも挙げられる筑波山は坂東無双の霊山。
「西の富士、東の筑波」と並び称されるほどである。
関東平野の北東に、すっくと立つ優雅な山容は古来より高貴な色、
紫で表され「紫の山」「紫峰」と呼ばれている。
神々の山として万葉の歌人が様々な歌に詠んだことでも有名だ。
山は二つの峰からなり南から向かって右が女体山877m、左が男体山871m。
神代の昔、イザナギ、イザナミの二柱の神様が山頂の「天浮橋」に立ち、
手にした鉾の先から滴を垂らすと、
それが日本の国になったと古事記に記されている。
何時も筑波山神社に来た時はガマの油売りの講釈を聞いた。
「サア~サア~お立ち会い ご用とお急ぎでない方は
ゆっくりと聞いておいで!
遠出山越え笠のうち、聞かざる時は物の白黒
出方善悪がとんと分からない、
山寺の鐘がゴーンゴーンと鳴ると言いども
童子来って鐘にしゅもくを当てざれば、とんとカネの音色がわからない」
残念ながら今日はガマの油売りの講釈は聞けなかった。
小倉百人一首に陽成院の句
つくばねの 峰よりおつる みなの川
こいぞつもりて淵となる
豊木入日子命
倭建命
名横綱 双葉山の時代に男女ノ川(茨城出身・横綱)を思い出した。
次回なケーブルカーに乗って筑波山神社を参拝する。
(数年前、熊取のおっちゃんと山頂で会う予定だった。
腰痛で行くことが出来なくて残念だった)
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