golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ドヴォルザーク「交響曲第9 番《新世界より》」バーンスタイン

2008-12-11 22:32:00 | Weblog
昨日、風邪で1日休んで寝ていたお蔭で今朝はだいぶ体調良くなったのですが、駄目ですね夜になると。

メタボであることを除けば幸い健康な方のようで、年に1、2回風邪をひく程度です。それも大抵は1日寝ていれば治ってしまいます。

しかし、冬場の風邪は要注意。10年ちょっと前からの傾向なのですが(老化現象?)、咳がなかなか抜けないのみならず咳込んで気管支炎の様な感じで苦しくなってしまいます。

昨年、一昨年くらいはならなかったかもしれませんが、今日は久々その症状になってしまいました。

特に風邪が治らないうちにアルコールが入ると危ない。症状が出やすいです。

どうしよう、明日職場の(第1回)忘年会なのです。

私の希望も聞き入れて貰い、1次会から「飲み放題、歌い放題」のスナック(普通2次会以降で行くような店、但し激安!)だというのに…。

この体調だと欠席したいけど、ドタキャンは顰蹙だろうなあ…。

バーンスタイン指揮ニューヨーク・フィルハーモニック(SONY盤)

先日近所のレンタルチェーン店で、180円!で仕入れたCDです。

LP時代、若い頃のバーンスタインの演奏は「粗い」という先入観念があって余り聴きませんでした。(当時廉価盤に余りなっていなかった事の方が大きな要因かもしれませんが(笑))

もしこの中古CDが180円では無く580円とかだったら、永遠にこの名演と遭遇すること無かったかもしれません。感謝!!!

第1楽章の快速で力漲る演奏。磨き上げられた音という訳ではありませんが、決して粗い演奏ではありませんね。素晴らしい合奏力です。

第2楽章は一転、ゆっくりゆったりした優しい表現。しかし、ベタつかずさらりとした肌合い。

第3楽章はまた高速演奏、カッコイイです。

第4楽章は意外にもゆっくり、堂々とした歩みで曲を締めくくります。

過剰な感傷を排し、絶対音楽としてのこの曲の魅力を際立たせた演奏の様に思います。確かに弦の響き等少し粗いところもありますが、それがキズにならない十二分な魅力がありますね。

この演奏1962年の録音で、レナード・バーンスタイン(1918~1990)壮年期の録音。60年代のバーンスタインの演奏(私の中で)要注目!

また中古ショップ等で漁ってみたいと思います(気に入ったのなら、新品買えよ!って)。楽しみが増えました。

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アルビノーニ「2 つのオーボエの為の協奏曲Op.7-5 」ヴッツィヒ、アーベル、ネグリ

2008-12-10 20:04:13 | Weblog
似た曲シリーズ、今日は奥村チヨ「終着駅」です。

昨夜から喉の痛み、咳、鼻水(熱もあると思うのだが…)が酷く、今日は会社を休みました。

午前中寝ていて、午後一に行き付け(といっても年1、2回行く程度)の診療所まで車を走らせました。

ところが、午後の診察は16時からとのこと。orz

仕方ないので、帰って来て市販薬を飲んで寝ながら音楽を聴いております。

ヴッツィヒ、アーベル(オーボエ)ネグリ指揮ベルリン室内管弦楽団(BERLIN CLASSICS盤)

歳が判っちゃうから、余り古い歌は取り上げたく無いのですが…。

懐メロの特集番組で知った曲と言うことにしておいてください、お願いします。(笑)

1971年のミリオンセラー「終着駅」、エキゾチックと言うか、化粧が濃いと言うか(失礼、当時のタレントさんケバい感じの化粧多かったですよね(またまた失礼)、そういう奥村チヨさんが歌って大ヒットした曲です。

落ち葉の舞い散る停車場に~♪
よく似た女が降りてくる~♪
そして今日も一人、明日も一人、過去から逃げて来る~♪

といった歌。(記憶に頼って書いたのでもしかしたら違っているところがあるかもしれませんが、素晴らしい歌詞!千家和也さん作詞)

(ググッてみたら、途中の歌詞がだいぶ抜けていました)

この曲が流行った当時(ああ、これもずっと後年再放送(そんなのあったか!?)で見たってことにしておきますが、音楽評論家の皆川達夫さんが、NHK教育テレビで「終着駅にそっくりな」アルビノーニのオーボエ協奏曲を聴かせ、バロック音楽と歌謡曲の親近性を解説されていらっしゃいました。少しでも多くの方にバロック音楽に親しんで貰いたいという趣旨だったのでしょう。

その時演奏された、アルビノーニのオーボエ協奏曲のメロディは「終着駅」にそっくり~!!に聞こえました。

完璧に同じ旋律に思えました。

ところが、あの時のそっくりな曲、実はどの曲だったのか良く分からないのです。

アルビノーニのオーボエ協奏曲は、先月取り上げたOp.9とこのOp.7の中に、2つのオーボエの為の曲を含め、それぞれ8曲、計16曲あります。

この16曲の中に「終着駅」があるはずなのですが、何度聴いても「これだ~!」という曲が発見出来ません。

その中で、最も近いかなと思うのが、このOp.7-5の第2楽章。

弦の伴奏音型が、「終着駅」の対旋律になるかな、というレベル。似た雰囲気はあるのですが…。

昔、テレビで見た時は、オーボエは1つで、しかも「終着駅」のメロディはオーボエが吹いていたような?

もしかして、Op.9とOp.7以外にもオーボエ協奏曲があるのでしょうか?

どなたかご存知であれば、是非真相をお教えください。

あんまり「終着駅」に執着してはいけないのでしょうか?

Op.9の記事↓
http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/95fc51296404633c61c21148b5c22ee0

Op.9の方が有名曲が多く含まれているのに何で対し、Op.7は少し地味目ですが、それだけにより深い情感も感じ甲乙付け難いように思います。

Op.9が、秋のそれこそ紅葉した赤や黄色の葉が舞い散る哀愁を感じさせる曲が多いのに対し、Op.7の方はあらかた葉が落ちてしまった晩秋という感じでしょうか。

なお、奥村チヨさんは「終着駅」でこの曲の作曲者の浜圭介さんと結婚し、芸能界の第一線を退かれたが、現在も歌手活動をされているそう。

オーケストラをバックにアルビノーニのオーボエ協奏曲を歌って頂けたらなあ~。

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ショパン「幻想曲」シフラ

2008-12-09 08:35:37 | Weblog
昨日の「アンパンマンの歌」は、せいぜいシングルヒットか、もしかしたら振り逃げといったところ。

でも今日のこの曲は、ホームランでしょう。

今もやっているのかは知りませんが、NHK-FMのクラシック番組に「クラシック曲にそっくりな音楽」を紹介するコーナーがありました。

タレントの渡辺徹さんの司会で何回か聞いたことがあります。

リスナーの投書に基づき、クラシックと似ている曲を掛け、司会がホームラン、ヒット、三振などと評する仕組みです。

私が聞いた数回の中で、何の曲が紹介されたか覚えていないのですが、世の中には結構似た曲があるのですよね~。

当ブログでも、童謡「赤とんぼ」にそっくりなメロディが登場する、シューマン「ピアノと管弦楽の為の序奏と協奏的アレグロ」を取り上げました。(http://blog.goo.ne.jp/golf130/e/454871e9ad7ac13adc785549ae45a885)

今日の曲は「雪の降る町を」です。

ジョルジュ・シフラ(ピアノ)(DOCUMENTS盤)

最初の方のメロディが「雪の降る町を~♪」そのものですよね。

ピアノ弾かれる方には有名な曲のようですが、最近まで知りませんでした。

Wikipediaに拠れば、「雪の降る町を」はこの曲をモチーフにした様な記載となっていますが、真相がどうなのかは知りません。

前記のシューマンの曲は、聴いていると「赤とんぼ」のメロディに捉われて冷静にシューマンの曲として聴いていられない様なところがあるのですが、この曲は違いますね。

直ぐにショパンの華麗なピアノの世界に浸って行けます。なかなか素晴らしい曲です。

(写真は昨日の蒙古タンメン中本の「定食」。過去にもそっくりな画像登場してますね(笑))

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ドッパー「交響曲第3 番《レンブラント》」バーメルト

2008-12-08 22:37:13 | Weblog
写真の無かった時代、自画像ってどうやって描いていたのでしょうか?

当然、鏡を使うのでしょうが、写る自分の顔は、左右反対の「鏡像」ですよね。

アマチュア画家なら、ほくろ等の位置を動かすだけの小手先の対応で良いのでしょうが、形や色に感度の高い一流画家はそれでは満足しなかったのではないでしょうか。

17世紀オランダの巨匠レンブラントの代表作にも自画像がありますが、あれはどう描いたものなのでしょうか?

まさか鏡像?

マチアス・バーメルト指揮ハーグ・レジデンティ管弦楽団(CHANDOS盤)

コルネリウス・ドッパー(1870~1939)はオランダの指揮者、作曲家。メンゲルベルクの下でアムステルダム・コンセルトへボウ管弦楽団の副指揮者を勤めていたそうです。

この曲は、レンブラント生誕300年を記念してコンセルトへボウから委嘱された作品。

1900年頃という作曲年やメンゲルベルクの副指揮者という経歴から、濃厚ロマンの音楽を想像するが、さにあらず。

第1楽章冒頭こそ重々しく開始されるが、以降は親しみ易い音楽。

行進曲リズムや金管も重要な役割を占め、第1、3、4楽章など、抜粋してブラスバンドに編曲して演奏しても良いんじゃないかとさえ思える雰囲気。
(抜粋、編曲とはクラシック原理主義者と思えない発言(笑))

第2楽章は、フォーレを思わせる様な美しさと優しさのある音楽。

ところで、第1楽章に、何かの曲とどこか似たメロディが出現するのですよ。

う~ん、何だろうかと言うと「アンパンマンの歌」!

ちょっと演歌じみたアンパンマンと言いましょうか、ちょっとアルコールの入ったアンパンマンと言いましょうか…。(そんな子供達のヒーローがいるかぁ~)どことなく雰囲気似たメロディなんです。

ところで、一見完全に左右対称に思えるアンパンマンの顔。

微妙に左右で違いますから、良くご覧になってみて下さい。

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ソル「スペインのフォリアとメヌエット」テイコルツ

2008-12-07 20:44:31 | Weblog
「爆辛」って一体どれだけの辛さなんじゃ~?

食堂とかレストランとかで、大盛、特盛とかって言っても店によって量がまちまちですよね。

ところで、今なにげに「レストラン」って書いちゃったけど、高級レストランとかには特盛とかって無いよね?そういう店には行ったこと無いので確信は持てないのだが、きっとそういうものは無いと信じている。

もし、高級フランス料理店で特盛を食べたと言う人がいたら速やかに申し出るように。

さて、話が戻ると…。

すいません~、小盛頼んで無いんすけど~?って感じの大盛もあるし、最初に言ってよ、とても食えないよ~?というとんでもないボリュームの時もある。

辛さについてもしかり。

今日の昼、近所のファミレスで、「チゲ鍋御膳」とか言うのを食べたのだが、+100円で「爆辛」になるというので当然それを注文。

きっと軟弱な「爆辛」なんだろうと思ったが案の定。ピリ辛の間違いかと思った。

イタズラで幼稚園くらいの小さい子供に食べさせて、辛がる子供に「大人になるとこんな辛い物も食べられるようになるんだぞ!、お前もどんどん食べて早く大きくなれよ」とか言ってるオヤジもいそうな、子供騙しの辛さ。

JASだかISOとかできちんと基準定めて欲しいと時々思いますね。

「辛口」とは唐辛子含有率○%~○%を言う、「大盛」は普通盛の1.3~1.4倍の量を言う…みたいに。

マーク・テイコルツ(ギター)(NAXOS盤)

フォリア変奏曲の小盛、約6分の曲。

「ギターのベートーヴェン」と言われる古典派のギタリスト、作曲家フェルナンド・ソル(1778~1839)の作。

フォリアの主題を熱狂的にでは無く、品良く爽やかに料理しています。

なかなか素敵な曲なんだけど、ちょっと小盛過ぎて物足りなさが。せっかくの素晴らしい主題なんだから、もっと変奏を続けてせめて15分程度の曲にして欲しかったな。このCDの最後にも入っている「ネル・コル・ピウの主題による変奏曲」は25分を超える大作なんだから…。

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バッハ「農民カンタータ」ホグウッド

2008-12-06 23:51:17 | Weblog
平凡なサラリーマンの日常を描いたオペラとかって、無いんすかねえ~。

オペラってほとんどワイドショーの世界。殺人、不倫、復讐、犯罪、戦争…。

そういうおどろおどろしい内容ではなく、さり気ない普通の大きな波乱万丈も無い世界を描いたオペラの一つもあっても良いのでは。
例えば…、

序曲 通勤電車

電車の走行音を通奏低音に満員の苦痛な車内。(不協和音に満ちたオーケストラ)

第1幕 朝礼

今月の売上目標を皆で唱和する。(合唱)

第2幕 営業会議

売上達成していない部下を罵倒する営業部長。(バス独唱)

間奏曲 ラーメン店にて

狭い店内でつまづいた客が丼をひっくり返し、汁を掛けられた客とのちょっとしたトラブルを描く。(弦の替わりに乾麺を張った弦楽合奏に載り、テノールとバリトンの2重唱)

第3幕 客先にて

受付嬢を口説く営業マン。(テノールとソプラノの2重唱)

第4幕 居酒屋にて

乾杯の歌。(合唱)

第5幕 偶然性の音楽

上演の都度場面が変わる。(スナックであったり、漫画喫茶であったり(笑))

CDにはこんなコピーが載るのかな。

「絢爛たる非日常的なオペラに食傷気味の貴方に贈る、平凡過ぎるが故の非凡な傑作!」

CDとかDVDも「源泉聴取」と言って、店頭で1度開封して聴かなければならないルールになっている。

たったこれだけ!って感じの「ボーナストラック」付。

やっぱ、こんなオペラ聴きたく無いなあ、見たく無いなあ~。

カークビー(ソプラノ)、トーマス(バス)ホグウッド(指揮、ハープシコード)エンシェント室内管弦楽団(LONDON盤)

昨日のリストの曲とラ・フォリア繋がりのこの曲。

ラ・フォリアの主題が途中に出現します。

というよりも、この主題の世界をそのまま現出したような素朴さと親しみ易さ。

バッハはオペラとか書かなかったけれども、この曲はその雰囲気で、楽しさそのもの。

ラ・フォリアの主題も熱狂では無く、暖かさを保った愉快な扱いです。

(忘年会帰りで電車乗り越したあ~~!)

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リスト「スペイン狂詩曲」シフラ

2008-12-05 23:48:23 | Weblog
今日も更新出来るのは、携帯さんのお蔭です♪

替え歌ですが、若い方は元歌をご存知無いですよね。私が国民学校の学生だった頃…、ってそんな歳じゃないわい!

7、8年前に一度ホームページを作ろうとしたことがあります。勿論、クラシックをメインコンテンツとするものです。

しかし、美的センスの無い私が画面デザインを考え、論理的思考力に欠ける私がホームページの構成を考え、ガチャガチャ作っていたので、リンクがうまく機能しなかったりして結局うっちゃってしまいました。

そう言えば、子供の頃も工作系が苦手で、ちょっと複雑なプラモデルなど途中で放棄してしまうことがよくありましたっけ。

もっとも、あの時ホームページが出来ていたとしても、頻繁に更新出来ていたかと言うと確実にNo!!

平日は帰宅してからパソコンを触る気力はまず無いし、休日だってグダグダしていて更新出来ない事が多かったであろう事は火を見るよりも明らか。

携帯さんのお蔭で、こうして電車やバス、或いは寝床で書き込みが出来るのであります。

携帯さんよ有難う、携帯さんよ有難う♪

ジョルジュ・シフラ(ピアノ)(DOCUMENTS盤)

激安ピアノライブ集、未聴だった最後の1枚です。

シフラの弾く、ショパンとリストが収録されています。

リストはちょっと苦手な作曲家(聴かず嫌い?)で、当ブログでもピアノ協奏曲1番を取り上げただけだったと思います。

従って、リストのスペシャリストと言われたシフラについてもLPもCDも持っていませんでした。

この曲も知りませんでしたが、「ラ・フォリア」を主題とした所謂フォリア変奏曲なのですね!!

今まで、マレ、ポンセ、コレルリのそれを取り上げて来ましたが、期せずしてお気に入りの変奏曲に出会いました。

ほんと、この主題も変奏も好きなのですよ。

このリストの曲、一聴して気に入りました。

超絶技巧で、この主題に相応しい熱狂が聴けます。(フォリアは、狂気と言う意味)

シフラって、昔、精神性に乏しいみたいな批判もありましたっけ。

この素晴らしいテクニックとスケールの大きな演奏を聴かされると、そんな批判もなんのその。

曲も演奏も凄いです。もっとシフラのリスト聴いてみたくなりました。

今日は、23時前に会社を出ましたが、こうして何とか本日中更新出来るのも、ホント携帯さんのお蔭です。

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カステルヌオーボ=テデスコ「タランテラ」セゴビア

2008-12-04 21:02:24 | Weblog
踊るあほうに見るあほう、同じあほでも、踊りゃな死ぬ死ぬ!

損か得かと言った呑気な話では無いのである。命懸けなのである。

イタリアに「タランチュラ伝説」というのがあって、毒蜘蛛タランチュラに噛まれたら踊り続けないと死ぬのだそうである。

踊ったら血行が促進されて毒が回って却って危ないのでは、寧ろ毒を早く吸い出すべきなのではないか?

そんな事を考えていたらいけないのである。そんな事考える暇があったら踊らなきゃいけないのである。

何しろ、踊り続けなきゃ死ぬのである。

その熱狂的な、もとい、必死の形相の踊りが「タランテラ」なのである。

アンドレス・セゴビア(ギター)(DOCUMENTS盤)

どりゃあ~、テ・デウムの次はテデスコじゃあ~。

こっちも必死なのである。(何が?)

ミチョランマの一角、巨匠アンドレス・セゴビア(1893~1987)の激安BOX盤から。

カステルヌオーボ=テデスコ(1895~1968)は、イタリアの新古典主義の作曲家。比較的近年まで生きていた人ですが、現代音楽の新しい潮流には乗らず古典的な明快な作風だったようです。って、私もギター協奏曲といくつかのギター曲くらいしか知らないのですが(汗)

この「タランテラ」、急速な下降音型で始まる超絶技巧の曲。4分ほどの短い作品ですが、熱に浮かれた様に一息もつくことなく踊り狂うタイトル通りの音楽がなかなかに痛快であります。

セゴビアも気に入っていたようで、この10枚入BOX(内、2枚は他のギタリストの演奏)に2種の録音が収められています。1949年と1955年のものですが前者の方が脂の乗り切った時期のようで完璧なテクニックを堪能出来ます。

高度なテクニック持っているのですが、それを誇示するという演奏家ではなく、じっくりと骨太の音楽を聴かせる名演奏家にしてはちょっと意外なレパートリーにも思えますが、そもそもがセゴビアの為に書かれた曲です。

ミチョランマが1枚減ったのですが、会社帰りに覗いたショップでクリアランスセールをやっており、珍品含め3枚買ってしまいました。

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ヘンデル「デッティンゲン・テ・デウム、アンセム」プレストン

2008-12-03 21:33:52 | Weblog
師走はヘンデル(の声楽曲)である!

冬は嫌いな季節ですが、12月は例外。

慌ただしく街角も華やかで、ワッサワッサしている内に冬休みに突入して行くという12月は昔から割と好きです。

こんな師走には、ヘンデルの声楽曲がピッタリ!

勿論、「メサイア」もあるけど、他にも壮麗で輝かしい作品が色々。(って言っても数曲しか知らないのだが(汗)

今日は組物を聴く時間が無いので、CD1枚にコンパクトに収まったこの曲を。

プレストン指揮イングリッシュ・コンソート、ウェストミンスター大聖堂聖歌隊(ARCHIV盤)

デッティンゲンでの戦勝を祝う為に作曲された曲だそうです。

ところで、デッティンゲンってどこ?ドイツ中部の村だそうです。

冒頭ティンパニの勇壮なリズムがいかにもそれらしいのですが、全体的には訪れた平和を喜ぶ様な壮麗さの中にも安らぎと清らかさを感じる作品。

テノール、アルト、バスの独唱も入るが、合唱(ソプラノ2声部、アルト、テノール、バス)とそれを支えるオーケストラが中心。

メロディも美しく、合唱の輝かしくも澄んだ響きも堪らない。

冬空に美しく輝く星座の様な音楽が大きな幸福感をもたらせてくれます。

幸福度5つ星!の音楽。

やはり、師走はヘンデル(の声楽曲)である!

デッティンゲン・テ・デウムと、10分ちょっとの短い、テ・デウムのエキスの様な曲デッティンゲン・アンセムが収録されています。

(追伸)今日も、蒙古タンメン中本の激辛「冷やし味噌ラーメン(定食もプラス)」を食べてしまいました。(さほど辛く感じなくなっちゃいました)

もう完璧に「中本中毒」ですね。

噴火口に真っ赤に輝くマグマの様な汁が大きな幸福感をもたらせてくれます。

激辛度5つ炎!のラーメン。(実際、そういう辛さ表示です)

やはり、ラーメンは中本(の冷やし味噌ラーメン)である!

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ベートーヴェン「交響曲第9 番《合唱付き》」ショルティ

2008-12-02 22:31:28 | Weblog
「トラウマ」という言葉を初めて知ったのは、6~7年前だったでしょうか。

ネットで見たのが最初だったのですが、「方位」みたい物だと勝手に理解して読んでおりました。

「丑寅(うしとら)の方角」とか「辰巳(たつみ)の方角」といった十二支を使った古来からの表し方の親戚筋かと思いました。

当時、風水などもブームでしたからねえ~。

ただちょっと疑問もありました。

「丑寅(うしとら)」にしても、隣り合う「丑」と「寅」の間の方向ですよね。(…、ね、うし、とら、たつ、…でしょ)「辰巳(たつみ)」だってしかり。

これに対して、「トラウマ=寅午(とらうま)?」の「とら」と「うま」って離れ過ぎ!

「大まかにあっちの方」という事かとも考えない訳でもなかったのですが、通常隣り合う2つの方位を重ねて更にその間の方位を表す緻密さと比べると、余りにもアバウト過ぎてどうにも合点がいかない。

東洋思想にも、ゲルマン的な流派とラテン的な流派が存在するのだろうか?などとも考えましたが、これもどうも納得がいかない。

自分なりに出した結論は、トラウマというのは「バイオリズム」という様なものに違いない!でした。

「寅年と午年の間」は運気が低迷する、みたいなことかと。

「子供の頃、トイレの中にお金落とした事がトラウマになっちゃっててさ…」

そりゃあ、確かに「うんき」が低迷するわ、なんて納得してた訳です。

「心的外傷」ということと知ったのは、だいぶ後の事でした。

さて第九、実はずっと苦手な曲でした。

それも、世紀の名演と言われるフルトヴェングラーのバイロイト盤がトラウマの原因だった様に思います。

LP時代、フルトヴェングラーは私にとって神様の様な存在でした。

ベートーヴェンの5,7,8番のシンフォニーをそれこそ擦り切れるほど聴きました。

どんなに期待して、ときめく気持ちで第九のLPをターンテーブルに載せたことだったでしょう。何しろ空前絶後の名演と言われていたのですからね。

ところが、これがどうにも面白く無い。録音の所為だったのかもしれないし、入手したLPが海賊盤で音質が悪かったからかもしれません。

しかし、もっと燃える様な演奏を想像していたものが、意外に落ち着いた演奏であった為かどうも馴染めませんでした。

その後、CD時代に入ってからも苦手を克服しようといくつかの演奏を聴きましたがどうもダメでした。

ようやくにして、数年前ある素晴らしい演奏に出会い、以来この曲が楽しめるようになりました。

その演奏は別途と言うことで、今日は先日ブックオフで250円で調達したショルティ盤です。

ノーマン(ソプラノ)、ルンケル(アルト)、シュンク(テノール)、ゾーティン(バス)、合唱指揮、合唱団、ショルティ指揮シカゴ交響楽団&合唱団(DECCA盤)

正直さほど期待せず聴き始めました。

この演奏の評判がどうなのか全く知りませんが、体育会系ベートーヴェンという感じで、ちょっとイメージ違うのかな、と全く勝手な先入観で考えていたのです。

ところが聴いてみると、どっしりとした響きで、じっくりと誠実に静かにベートーヴェンの情念の炎を浮かび上がらせる様な演奏で、なかなかの名演ではないかと思いました。

これからも折に触れ聴いて行きたい250円!CDがまた追加されました。

また、ブックオフで掘り出し物を探すぞ~!

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