golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ペルト「アルボス《樹》」

2008-04-01 08:08:19 | Weblog
「ちょっと駅から遠いんじゃないかな?」

「いや旦那様、通勤、通学の便を考えると、色々な方面に出られた方がかえって利便性が高いと存じます。転勤だってあるでしょうし、お子様の学校にしたって選択肢が拡がる訳ですよ」

「そんなものかな?」

「そんなものですよ。こちらの物件はですね、バスだと3駅利用可。更に自転車も活用されますと、利用可能駅は更に3駅拡大します。何と6駅利用可ですよ。これを交通至便!と言わずして何と言うのでしょう」」

「あと、これはお客様だけに特別にお話するのですが、地下鉄の伸延計画などもございまして。私も長年不動産の仕事をしていますが、これだけの物件はなかなか無いですよ。もしも、もしもですよ。地下鉄の新駅が近くに出来れば、資産価値も2倍3倍、いや10倍にだってなるかもしれません
…」

なあんて甘言に乗せられた訳ではないが、要はどこの駅からも遠いのである。我が家である。

ただ安かっただけなのである。

デニス・ラッセル・デイヴィス指揮シュトゥットガルト国立管弦楽団金管アンサンブル(ECM盤)

昨夜、飲み会を2次会で失礼し、自宅最寄駅に着いた時には終バス終了。

タクシー代ももったいないし、土日にゴルフ練習にも体育館にも行けなかったので運動不足解消も兼ね、「交通至便」な我がマンションまで4~50分歩き。

歩いていると、桜の木や、何の木か分からないが白い花を付けた木、欅の大木などの樹木を目にします。

深夜、暗い道だとちょっと不気味にも思う一方、樹木の原始の生命力みたいものも感じます。

そんな感興を呼び起こす曲、エストニアの現代作曲家アルボ・ペルト(1935年~)のこの曲を久しぶりに聴きたくなりました。

もう20年位前になるでしょうか、ペルトがちょっとしたブームになったのは。

その頃買ったCDで10年ぶり位の再聴。

ちょっと歪んだファンファーレ風の音調が、不思議な生命力を感じさせます。

このCDには、他に合唱曲が何曲か入っていますが、何れも静謐で美しいペルトらしい曲。

このアルボスだけがちょっと感じが違います。

ちなみに、ペルトが来日した時、講演を聴きに行ったことがあります。

降車駅に着いてしまいました。
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4 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (golgo13)
2008-04-01 09:06:36
最寄駅から4,50分ですか。
もっと近いと思ってました。
毎日徒歩通勤すれば1年で10kgは痩せますね。

ちなみに私は東京駅まで「歩いて」30分です。
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毎日徒歩通勤なんて無理ですよ (golf130)
2008-04-01 19:05:12
golgo13さんの様なプロじゃなきゃ、片道4、50分を毎日なんか無理ですよ(笑)
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久しぶりのペルト (木曽のあばら屋)
2008-04-01 22:57:40
こんにちは。
そういえばペルト、ながらく聴いてないなあと思い、
久しぶりにこのアルバムを聴いてみました。
「アルボス」はアルバムへのイントロのような感じですね。
宗教色の濃いアルバムで、最後の「スターバト・マーテル」の
静謐な美しさに打たれます。
返信する
鏡の中の鏡 (golf130)
2008-04-01 23:28:02
木曽さん
コメント有難うございます。今日帰り掛けにCDショップを覗いたら、視聴コーナーに、ペルトの「鏡の中の鏡」というのがありました。
ヴァイオリンとピアノの曲で、ちょっと聴いただけですが、ペルトにしては明るい響きの作品。Brilliant Classicsで1,050円だったので買おうかなと一瞬思いましたが自重しました。
まだ、聴いていないCDもあるし、今月飲み会も多いので。
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