golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

フェスタ「《ラ・スパーニャ》による125のコントラプンクト」より、ネーヴェル

2011-05-29 22:27:57 | Weblog
「暫定規制値」って、消費税と仕組的に似た所があるのではないか、とふと思いました。

消費税って、本当に上手い仕組を考えたものだと思います。

税収が不足した時、新たな税を制定するのは利害関係者の抵抗が大きいし、例え新設したとしても、税収額の見通しが立てにくい。

ところが、既にある消費税の税率を上げるという事であれば、(たぶん)税の新設よりは面倒が少ないし、増収額も読み易い。そもそもベースが大きいので、1%上げるだけでも増収は大きいですしね。

事の是非は別にして、税収を上げやすい、本当に上手い仕組を考えたものだと思います。

「暫定規制値」ってやつも、消費税と同様に「状況により変動させる含み」を感じさせる用語ですね。

「まあ、取り敢えずこんな値でイイっしょ」と定めておいて、「その後の調査研究でもっと上げても大丈夫と判明しました」と改定出来るように。

穿った見方でしょうか?

パウル・ファン・ネーヴェル指揮ウェルガス・アンサンブル(Harmonia Mundi France盤)

図書館から借りて来たCDを聴いております。

コンスタンツォ・フェスタ(1490頃~1545)の名前は初めて知りましたが、パレストリーナ以前のイタリア・ルネサンス期の最も重要な作曲家だそう。

イタリア語でスペインという意味の「ラ・スパーニャ」と呼ばれる作者不詳の37音から成る旋律を基にした125曲!から32曲を選び録音されています。

コントラプンクトとは対位法の事ですね。「ラ・スパーニャ」を基にした音楽が展開されて行きます。

しかし、125曲とも、元の旋律を1音たりとも変える事無く、そのまま用いられているそう。

管楽器、ヴィオラ・ダ・ガンバ、ヴァイオリンが絡み合いながら音楽は進んで行きますが、元の旋律が変化する変奏曲とは異なり、その変化は大河の流れの様に緩やかなもの。

古楽器の響きと共に、その穏やかな流れの音楽は、古(いにしえ)の世界に誘ってくれます。

地味っちゃ地味でありますが、こういう音楽も好きであります。

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