golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

シューマン「8つのノヴェレッテ、ペダルフリューゲルの為の練習曲」デームス

2010-11-11 23:11:20 | Weblog
以前も同じような事を書いたかもしれませんが、「価格」と「商品やサービスの価値」の逆転現象が至るところで起こっていますね。

安かろう悪かろうではなく「安かろう良かろう」であったり、逆に「高かろう悪かろう」であったり。

安い物の方が高い物よりもかえって良かったりする事って、結構皆様も体験されることがあるのではないでしょうか。

昔はこういう事は少なかったと思うのですが、急速な経済のグローバル化やデフレなどの影響なのでしょうかね?

昨日は、職場の方と外出して、帰り掛けにガード下で一杯。

汚い昔ながらのお店であります。

1品1品の量だって少ないし、メニューの種類だって多く無い。まだ早い時刻にも関わらず、「おすすめの品」を注文すると本日在庫切れだと言うし。

汚くガタガタする丸椅子で、トイレも店外ガード下で汚いし。

それなりに結構飲んで食べて1人当り4,000円強。

別に高いという金額では無いし、こういう風情のお店も大好きではあるのですが、純粋にコストパフォーマンスを考えると決してお得では無い。

「これだったら、安いチェーン店居酒屋なら2,000円コースだよね」と言うのが、一緒に行った方との共通認識。お店も綺麗だし、メニューも豊富で量も多いし。

CDだって、定評の名盤が激安で、評価の定まらない新進演奏家のディスクが結構高かったししますよね。

「価格と商品、サービス価値の逆転現象」が至るところで起こっている現状は、過渡的なものなのか、将来的にも続くものなのか?

ただ、この「価値の下剋上」とも言うべき現象は、なかなか面白いとも思ったり致します。

イェルク・デームス(ピアノ)(DOCUMENTS盤)

「シューヲタ養成BOX」(笑)がいくつか出ていますが、そのピアノ版の13枚組の11枚目。

「8つのノヴェレッテ」は、ちょっと癖のある附点リズム(クセになりそう)が如何にもシューマンらしいし、一方明るい曲調でもある。

終曲など、「交響的練習曲」(シューマンのピアノ曲でたぶん一番好き)を思わせる華やかな雰囲気もある。

6曲から成る「ペダルフリューゲルの為の練習曲」は、まず1曲目に驚く。バッハの平均律あたりとも通じる雰囲気!

2曲目などもそうですが、装飾音等バロックと似たところがある。

擬バロック調とは言い切れないかもしれませんが、これはなかなかに素敵な曲を知りました。

ちなみに、ペダルフリューゲルとは足踏み鍵盤付きのピアノだそう。この演奏は普通のピアノによるものと思いますが。

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