golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ショスタコーヴィチ「交響曲第11番《1905年》」バルシャイ

2010-11-05 22:47:54 | Weblog
今日の昼食は、築地場内市場。

「中榮」というカレーのお店。

テレビや雑誌でも色々と取り上げられているそう。

創業大正元年。

大盛印度カレー(600円)を頼んだら、写真のボリューム。夜まで十分腹持ち致しました。

印度カレーと銘打っているけれど、「懐かしい日本の正しいカレー」といった味わい。

辛口となっていましたが、激辛好きの私からするとやや甘口。

しかし、たっぷりと山盛された千切りキャベツと一緒に食べるカレーは、懐かしくも優しい味でなかなかおいしゅうございました。

その後、場外市場をうろついていくつか試食品を摘む。

秋晴れの穏やかな昼間、気分転換に楽しい昼食でありました。

ルドルフ・バルシャイ指揮ケルン放送交響楽団(BRILLIANT CLASSICS盤)

今でこそ中古CDを抵抗感無くバンバン買っていますが、特にLP時代は中古には抵抗感がありました。

キズの懸念もあるし、大切なクラシックレコードだから新品で欲しいという思いも。

中古レコードを売っているお店も少なかったし。

そんな訳で、中古LPは結局数枚しか購入しませんでした。

その希少な中古レコードの1枚がバルシャイのモーツァルト。

40番と38番(35番だったか?ちょっと記憶が曖昧)の交響曲。モスクワ室内管弦楽団を振った演奏。

当時、剛直なイメージの強かったソ連の指揮者のモーツァルトってどんなもの?、という謂わば怖いもの見たさで手を出しました。

ところが、これが意外にもしなやかな演奏。少しクセがある感じもしましたが、柔らかく美しい。ソ連(当時)にもこんな指揮者がいるんだ!と驚いた記憶があります。

バルシャイとの再開は、長い年を経て、このCDのショスタコーヴィチ交響曲全集を購入した数年前。

今日は、その中から11番を。

ショスタコーヴィチの交響曲というと、4,8,14,15番辺りがもの凄い傑作だと思うのですが、この11番とかにはあまり手が伸びない。

ルドルフ・バルシャイさん逝去の報に接し、今日は久しぶりにこの11番を取り出してみました。

ロマノフ王朝に請願する為ペテルブルグ宮殿に向け行進する無防備の民衆に軍隊が発砲し、多数の死傷者を出したという「血の日曜日事件」を題材とした「1905年」。

「宮殿前広場」、「1月9日」、「永遠の記憶」、「警鐘」とタイトルされた4楽章から成るこの曲は、社会主義リアリズムに則った分かりやすい作品だけれど、曲としての面白さに欠ける気もしておりました。

しかし、さすがショスタコーヴィチ、なかなか聴き所満載の作品と再認識。

重い題材にも関わらず、バルシャイの棒は深刻に陥り過ぎず、しなやかな表現で深く美しい音楽を描いてくれます。

素晴らしい指揮者であったと思います。

マーラーの交響曲も全曲入れて欲しかった…。

モーツァルトもまた聴きたい…。

………………。

ご冥福をお祈り致します。

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