golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

ブラームス「交響曲第4番、運命の歌」S=イッセルシュテット

2010-10-12 23:02:26 | Weblog
「夏は暑くて、冬は寒い」という既成概念が最近は一部崩壊しているのかな、なあんて今朝思いました。

というのが、行きのバスの中が暑かったんですわ。

「外気温○○℃以上で冷房を入れること」といった規定がきっとバス会社にあるのでしょう。特に環境の時代でもありますしね。

気温は先日までに比べると低くなりましたが、今朝は雨上がりで湿度が高かったのでバスの中など蒸し暑い。

電車の中も似た状況。

会社もしかり。しかも、クールビズが終わってネクタイがまた暑苦しい。

これから、「暖房&厚着」で暑い通勤の冬を迎えると思うとゾッとします。

冬は暑いから嫌いです!

ハンス・シュミット=イッセルシュテット指揮北ドイツ放送交響楽団、合唱団(DOCUMENTS盤)

ブラームスの交響曲は4曲いずれも素晴らしい名曲だと思いますが、またそれぞれ個性も異なって見事であります。

曲そのもののみならず、私的にもそれぞれ違った位置付け。

第1番は「懐」。
前にも書きましたが、クラシックを聴き始めた頃(≒クラヲタになった頃(笑))、ベートーヴェンでもなくモーツァルトでもなく、一番最初に好きになった交響曲。今でも勿論大好きですし、聴くたび懐かしい感情が込み上げます。

第2番は「愛」。
ブラームスに限らず、交響曲部門でトップレベルの偏愛する作品。

第4番は「傑」。
じゃあ、4曲の交響曲でどれが一番の傑作と思うか?と問われれば、やはりこの曲でしょうか。
終楽章パッサカリアなど、古い様式の中にブラームスらしい渋さとロマンを取り込んだ傑作。枯淡の境地と情熱が不思議に共存しているのが独特の魅力。

シュミット=イッセルシュテットのこの演奏、まさに質実剛健。小細工など一切することなく、骨太で男性的なブラームス。かと言って決して粗野ではない。

枯淡の境地とはちょっと違った力強い演奏ですが、その真っ向勝負の演奏で真摯さは十二分に伝わって来る。

オケは決して洗練されていないし、1971年のステレオ録音という額面以上に音は良くない。

しかし、これからも時々聴くことになりそうな、聴き飽きしない名演と思います。

「運命の歌」OP.54は始めて聴きましたが、作品番号一つ前の傑作「アルト・ラプソディー」とどこか雰囲気通じるところのある曲で、一聴して好きになりました。こちらも造形力に優れた素晴らしい演奏です。

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