golf130のクラシックお笑い原理主義

オッサンのしがない日常や妄想話とその日聴いた音楽。

テレマン「劇的カンタータ《イーノ》、序曲二長調」シュリック、ゲーベル

2009-08-17 22:12:31 | Weblog
夏休み開け初日。

仕事の方は、ちょっとした会議やら打合せやら、メールやら電話なりしている間にあっという間に定時になり、むしろ家事に忙しかったここ数日より全然楽やないか~!(笑)と感じたほど。

色々な人と色々な件の話をしていたので、単調な家事労働より適度な変化もあるし。

休み中よりだいぶ早く起きたので、睡眠予防の為コーヒーをがぶ飲みしていたのですが、さすがに夕方になると駄目ですね。やたら眠くてしょうがない。

よって、飲みのお誘いも振り切って帰宅することに致しました。

そのお陰で、全く予期しない所で、ず~~~と探していた曲に再会出来ました\(^O^)/。

バルバラ・シュリック(ソプラノ)、ラインハルト・ゲーベル指揮ムジカ・アンティクァ・ケルン(BRILLIANT CLASSICS盤)

今朝、別のCDを取り上げるつもりで聴いていたのですが、どうも納得が行かず気乗りしない。

演奏の所為か、録音に問題があるのか?前にも何回か聴いているが、どうも好きになれない。

会社帰りにショップを覗いたら、このディスクを発見。

ゲーベル、ムジカ・アンティクァ・ケルンの演奏ならまあハズレも無かろう。

アルヒーフからのライセンス供給盤。ブリリアントクラシックスも最近、大手レーベルの定評ある演奏のライセンスを受けたディスクを色々発売して来ているのが嬉しい。

これからも益々充実しそうでとても期待しております。

さて、劇的カンタータ「イーノ」。テレマンの声楽曲を聴くのは初めてかもしれません。

「劇的」という感じでは無く、生き生きした爽やかな音楽。ピリオド楽器の伴奏に乗ったソプラノの美しい歌が聴け、バロックの声楽好きの私にはそれだけでかなりの満足度。

続いて「おまけ」の様に付いている「序曲二長調」。作品番号もタイトルも記載無し。

さほどの期待もせずに、ボケ~ッと聴き出す。

管楽器も自在に活躍し、テレマンは声楽曲よりやはり器楽曲の方が向いているのかなあ?などと考えながら聴き進む。

あれ~~?、このメロディは?!!

あまりにもあの曲に酷似している。

LP時代コロンビアの廉価盤で出ていた、同じ作曲家の「水上の音楽(ハンブルグの潮の干満)」とのカップリングで「祭りのにぎわい」という曲。

ローラン・ドゥアット指揮パリ・コレギウム・ムジクスという余り知名度の高く無い団体(コロンビアから廉価盤LPが何枚か出ていた程度)で、現代楽器によるものでしたが、管楽器にフランスの名手を集めたなかなかに素晴らしい演奏でした。

全楽章とも親しみ易く美しい音楽なのですが、「キャリオン」と題された鐘の音を模した音楽の愛らしさ、可愛らしさ。是非ともCDを欲しいと思っておりましたが、検索しても出ていなさそう。残念!諦め気味でした。

BRILLIANT CLASSICSが知らない演奏団体でテレマンの管弦楽組曲のシリーズを出しているのに一縷の期待をしていた位。まあ、その内に「祭りのにぎわい」も出て来るのでは?でもなあ、テレマンは音楽史上最大の多作家だしなあ…。CD出るとしてもいつになるやら。

ところが、その長年の憧れの「祭りのにぎわい」がなんとこの「序曲二長調」だったのですね!

もう20年以上そのLPを聴いていなかったので、最初の3楽章を聴いただけでは、俄かに同じ曲とは気付きませんでした。

再聴して「祭りのにぎわい」と確認。

あのチャーミングな音楽がピリオド楽器による素晴らしい演奏で思いがけず入手出来たとは。

もう感激です。

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