プレミア12という国際野球大会で、決勝まで8連勝だった日本と5勝3敗の台湾が決勝に進み、たまたま日本が負けてしまい台湾が優勝となってしまった。それもそれまで2連勝していた台湾にたった1度負けただけで2位となってしまったのである。なんだこりゃあ!なんだかバカみたいなルールだね。
だからといってそれまで8連勝と頑張ってきた日本や、必死に戦って初優勝した台湾をけなす気は毛頭ない。とにかくルールがおかしいんだね。そもそも8試合もしているのだから、その中で一番勝率の良かったチームを優勝にすれば何の問題もないじゃないの。それなら今回も8連勝の日本が文句なく優勝していたことになるし、誰も文句のつけようがないではないか。結局は興行収益欲しさに、無駄な決勝戦と3位決定戦が組まれているのだろう。これはあくまでも主催者側の都合であり、選手たちや観客たちの意向を全く無視しているではないか。
またプレミア12だけではなく、今年のプロ野球日本シリーズ優勝のDeNAにしたところで、リーグ3位の成績だったのに、たまたまクライマックスシリーズという短期決戦を勝ち抜いてしまったため優勝したに過ぎない。こんなことなら約7か月間に亘ってシリーズを勝ち抜いたチームの実績は一体何だったのだろうかと、フツフツと疑問がわき出てくるばかりなのだ。
もしこれを4日間戦うゴルフトーナメントに例えれば、明らかに勝敗が決している-20の1位選手と-10の2位選手がもう一度決勝戦としてプレーオフをしたり、15日間戦う大相撲で全勝の力士と11勝4敗の2位力士で優勝決定戦を戦うということでもあり、余りにも理不尽で馬鹿げているではないか。
もっと言えば、このプレミア12以外にワールド・ベースボール・クラシック(WBC)という世界大会もある。どちらも4年に一度の国際野球大会であるが、異なるのは主催者と開催時期などであり、出場国はプレミア12が上位12か国であるのに対し、WBCは全世界約30か国となっている。さらにWBCではプレミア12には参加しなかったメジャー選手が参加する確率が高い。ここまで書いてみると、ルールの問題もしかりだが、そもそもプレミア12など全く不要ではないかと考えてしまうのだがいかがであろうか。
作:蔵研人
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