極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

パワーアップ水餃子

2013年09月30日 | WE商品開発

 

 

 


【パワーアップ水餃子】

餃子といえば、現在中国では水餃子が一般的な食べ方だ。中国の出張先のホテルで朝食に餃子を
一つ下さいと注文したら、大きな皿に水餃子(蒸し餃子が)が1つ出されたという思い出がある。
それはさておき、
焼き餃子よりも厚めの皮で作られた餃子をお湯で茹でたものを水餃子と呼ぶ。
日本語風に表現すれば、茹で餃子。タレを付けて食べる。皮の質や閉じ目が強くないと茹でる時
に中の具がバラけて台無しになるために作り置きが難しい。日本国内で流通している家庭用の餃
子の皮の多くは焼き餃子で作った際に最適の食感となる様に作られているため、水餃子には向か
ない。水餃子を作る場合は『厚手』や『水餃子用』と明記されているものを使用した方が無難で
ある。また、スープ餃子は茹でた餃子を野菜など他の具と一緒にスープに入れて供するもので、
湯餃と呼ばれるが水餃子の兄弟分だが、日本ではこれを水餃子と呼ぶこともあるというから妙な
もの。これに近い料理にはワンタンスープ、朝鮮半島のマンドゥクク、ロシアのペリメニなどが
ある。さらに蒸し餃子は、中国でも華中、華南の点心ではもっとも普通の食べ方。味が水に逃げ
ず、皮の食感が楽しめる。タレは付けてもよいが、中国ではそのまま食べられる味付けになって
いる。変わり餃子もこのタイプが普通。米粉の皮を使用した場合は蒸し上がった皮が半透明にな
るため、中の具が透き通り美しい。



その話は一旦離れ、話題は『安倍川蒜ミルク』に戻る。昨日の昼は、電子レンジ(五百キロワッ
ト)に、ニンニク3片の皮をむき2分し黄粉と水を加え和えて1分間加熱、即席塩ラーメンにお
湯を注ぎ2分間加熱し、クリーム状になったニンニク黄粉を加えさらに1分加熱すればできあが
る。これでアリチアミンたっぷりな?パワーラーメンが完成。

 +  → 

と言うことで、アリチアミンたっぷりなパワー水餃子の作り方に。まずは材料。皮は、薄力粉、
強力粉あるいは米粉を配合しぬるま湯を加えつくる。具は、なんでもよいが、白菜、にら、椎茸
ねぎ、豚
挽肉などに、先ほどのクリーム状のニンニク黄粉と五香粉を加える。つぎに、薬味もな
んでもよいが、生姜、鶏ガラスープの素、塩麹あるいは醤油、オイスターソース。つくり方はネ
ット上のレピシを参考にしてここは割愛手抜きでご免なさい。ここから商品化の話。味の素の油
なし、水なし冷凍餃子が話題にないっているが、工場生産した水餃子を冷凍し、蒸気抜きセフテ
ィーインナーバックに入れ、電子レンジでパワー冷凍水餃子とし、加熱しても具材がはみ出るこ
とがないように食品加工設計しておく。このとき色素食物パウダーを皮に加え発色する付加価値
を加えるのも良い。さらに電子レンジとレシピ(蒸し、スープ、鍋)をつけ、高品質で廉価な消
費として世界展開できればと思うがいかに



【ポストメガソーラー社会前夜】
 

曼珠沙華に秋風』で紹介したエレクトロニクス東芝が、新構造の化合物系(CIGS)太陽電池開発で
発電効率 20.7%を達成したニュースに前後して産総研から、産総研、集積化技術を向で電気的・
光学的損失を低減し下表のサブモジュールで18.3%を達成したニュースが入る。前者に東芝は新
構造のCIGS(銅・インジウム・ガリウム・セレン)太陽電池を開発し、従来の太陽電池のセル構
造はp層とn層を別々の材料で作るヘテロ接合型だったが、同じ材料を使うホモ接合型で作製し
たことが特徴だが、産総研では、一般的に、CIGS太陽電池モジュール、太陽電池サブモジュール
は、薄膜太陽電池の特性を生かした集積構造が用いられるが、裏面電極のレーザースクライビン
グによる切り分け、バッファー層/CIGS光吸収層のメカニカルスクライビングによる切り分け、
(P3)透明導電膜/バッファー層/CIGS光吸収層のメカニカルスクライビングによる切り分ける方
法により形成されるスクライビングした領域の光電流生成に寄与しない領域(デッドエリア)の
光電流損失を、スクライビング条件、パターン形状などの最適化を進め、集積化工程により導入
される電気的損失を最小限に抑えながら、デッドエリア低減し光学的損失を低減したのが特徴で
ある。


つまり、最近までCIGS系化合物太陽電池の変換効率が13%程度だったものが、あれよあれよという
うちに20%を超えてしまった。この先、理論限界変換率(近似30%)まで到達するには後何年か
かるだろうか?さらに、化合物系にはⅢ-Ⅴ族化合物半導体も、ブレークスルー技術が登場すれ
ば、非集光/単接合型でも30%、二接合型で30%超、三接合型で40%超が実現するのも間近であ
ろう。さらには、理論的には60%を超える高効率が期待される量子ドット型太陽電池は、サイズ
のそろったドットを均一に並べることが技術的に難しく、いかに外部に電気を取り出すかも未解
決で、高効率を実現するまでの道のりはまだまだ長いとされるが、デジタルエネルギーのファイ
ナル、あるいはラスト・フロンティアでもあるが、ここ10年で大きい技術成長が期待できるので
存外早く実現してしまうことなるだろう。つまり、ホスト・メガソーラー社会が実現するであろ
うとわたし(たち)は確信している。

 

 

太陽電池の変換効率の最大値(理論限界変換効率)が、バンドギャップの大きさで決まるが、こ
の理論限界変換効率は、どのようにして導かれるのか? 上図の等価回路に示すように太陽電
は、ダイオードが並列につながっている短絡電流 Iscをもつ電流源と見なすことができる。負荷
から取りだせる出力Pを最大にする電圧Vmaxを求めると、

exp(qVmax /kT)(1+ qVmax /kT)=(Isc /I0)+1………(1)

が得られます。式(1)式I0は、少数キャリアのキャリア密度に比例するので、

I0=Aexp(-Eg/kT)の形でバンドギャップEgとともに減少するので、VmaxはEgの増加とと
もに増大する。最大電力Pmaxを求めると、

Pmax=Isc(qVmax2/kT)/(1+qVmax/kT)………(2)

となる。この式において、短絡電流Iscは、

Isc=Q{1-exp(-αl)}qnph(Eg)………(3)

で表される。ここでQはキャリア収集効率、αは吸収係数、lは吸収層の厚み、nph(Eg)は電
子・ホール対を生成するのに十分な光子エネルギーをもった光子数。Egが大きくなると、太陽
光スペクトルの長波長成分を利用できないから、nph(Eg)は減少し、短絡電流Iscが減少する。
 変換効率は、Pmaxを太陽光の放射光強度で割ることで得られますから、バンドギャップEgの
関数としてプロットすると、Egが増加した場合、Vmaxが増加する一方でIscが減少するため、
ある最適値があって、Eg=1.4eV付近でピークになる。これが図2に示した理論限界変換効率曲
線です。下図には、さまざまな半導体において、
これまでに得られている変換効率の実測値のチ
ャンピオンデータを書き込んである。




なんとも不思議な作業風景だが、低温火傷対策なのだ。一日中のデスクワークには目に見えない
(百見は一触にしかず)リスクにもさらされている。
 

 

 

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1 コメント

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感謝 (大学生H)
2018-05-22 11:10:31
太陽電池の理論限界変換効率とバンドギャップ依存性の図は大変わかりやすく、太陽光電池の変換効率を説明する際に使用させていただきました。感謝します。

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