極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

エネルギ-と環境 ㉗

2024年09月29日 | 新錬金術時代

彦根藩二代当主である井伊直孝公をお寺の門前で手招き雷雨から救った
と伝えられる招き猫と、井伊軍団のシンボルとも言える赤備え(戦国時
代の軍団編成の一種、あらゆる武具を朱りにした部隊編成のこと)と兜
(かぶと)を合体させて生まれたキャラクタ-。ひこにゃんのお誕生日
は、2006年4月13日。

                        
【季語と短歌:9月29日】

         曼珠沙華灼熱地獄回避問ふ       
                    高山 宇 (赤鬼)



【今日の短歌研究】
第六十回短歌研究賞受賞後第一作五十首(抜粋2)
                          擁 腫
                          坂井修一
    AIもおもしろけれど薔薇咲けばブリコラージュの歌を歌はな
        生業に歌に賞来る不可思議の定年われに痛苦も来たる
      神経科・整形外科をめぐれども春は知れざり痛みのもとは
      午前九時病棟地下を歩み来てわれはひんやりPETに入る
      きらきらとリンパ腺腫のかがやくは走馬灯より存在感あり
     ああこれが麻蝉と痛みのわけなのか3D映像いったりきたり
      半世紀ひとりよがりの連なりのこころなりけむ癌招きけむ
   書生の恰どこまでもふかく尋ねをり腺腫の種別、位置とおほきさ
    うらわかき女医にぞいらふ「人生はもう十分だ」本音のごとく
         電子メールは退職金の明細書この八桁は他人事なり


❏ 高圧水素源の「ギ酸」を二酸化炭素から再生~回収した二酸化炭素
 と水素から直接合成~


【要点】
1.水素製造時に副生する二酸化炭素から「ギ酸」を直接再生する技術
 を開発
2.ギ酸の分解速度を抑制し、ギ酸生成を高速化する溶媒(HFIPを発見
3.ギ酸を使った二酸化炭素を放出しない水素貯蔵・製造システムの構
 築が可能

【掲載論文】
掲載誌:Organometallics
論文タイトル:Direct formic acid production by CO2 hydrogenation with Ir 

  complexes in HFIP under supercritical conditions
著者:Seo Ono, Ryoichi Kanega, Hajime Kawanami
 DOI:doi.org/10.1021/acs.organomet.4c00229

❏ 特開2024-123475 細胞凍結装置及び細胞凍結方法 国立大学法人信
  州大学
【要約】
下図の野如く、細胞が分散する分散液を吐出し、細胞を内包する液滴を形
する吐出部と、液滴を凍結する凍結部と、を備え、凍結部は、沸点が-137
℃未満の冷媒が貯留される貯留部と、冷媒で冷却され液滴が着弾する着弾
と、吐出部は、吐出孔から液滴を吐出するインクジェットヘッドと、吐出部と
弾部との間の空間を加熱する加熱手段と、を有する細胞凍結装置で、細胞
を内包する液滴を瞬時に凍結させることで細胞を凍結する新規な細胞凍結
装置を提供。また、このような装置を用い細胞を凍結する新規な細胞凍結方
法を提供する。

図2.細胞凍結装置100の概略断面図
【発明の効果】上記装置構成を採用する細胞凍結装置においては、筒
状に形成されたヒータで囲まれた空間、すなわち吐出部と着弾部との間
の空間を加熱することができる。そのため、本装置においては、加熱さ
れた空間の液滴を飛翔させることで、発明の効果が得られる。

❏ 耐水性と超柔軟性を備えた超薄型有機太陽電池
2月1日、理化学研究所は超薄型有機太陽電池を開発し、陽極を構成す
る銀と発電層との界面に酸化銀を備え、陽極と発電層との間の界面接
を強化技術を開発、耐水性と超柔軟性を兼ね備えた有機太陽電池の実
現に成功。作製された厚さ3マイクロメートル(μm、の超薄型有機太
陽電池は、水に4時間浸漬した後もエネルギー変換効率の保持率が89%で
あり、水中で30%の圧縮歪(ひず)みと復元を繰り返す機械的な変形
を300回加えた後も、エネルギー変換効率の保持率が96%という高い安
定性を示す。さらに、この超薄型有機太陽電池を水中で浸漬した状態
で光を入射させて発電させる試験を行ったところ、60分以上の連続駆
動を達成ている。

図7 超薄型有機太陽電池の水中での駆動試
【掲載論文】
Title:"Waterproof and ultraflexible organic photovoltaics with improved 
 interface adhesion、Nature Communications, 10.1038/s41467-024-44878-z

懐かしの音楽『関白宣言』


「関白宣言」(かんぱくせんげん)は、シンガーソングライターのさだ
まさしの楽曲、あるいはこの曲を収録した1979年7月10日に発表したシ
ングル。「関白宣言」は、さだが当時山本直純に紹介されて通っていた
京都・斗町のスナック「鳩」のママ(「お母さん」と呼んでいた)に
、「最近の男は駄目になった。だから若い娘も駄目になった。男はん、
しっかりしとくれやっしゃ、お師匠はん、そういう歌を作っとくれやっ
しゃ」と言われて作られた作品。シングル盤ではさだの最大のヒット作
であり、約169万枚というミリオンセラーを記録。

● 今日の寸評




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