極東極楽 ごくとうごくらく

豊饒なセカンドライフを求め大還暦までの旅日記

津波と放射能そして応援歌

2011年03月18日 | 緊急|東日本大震災



Bravennewclimate


3月16日 読売新聞
地震酔いについて
メカニズムは船酔いや車酔いと同じです。視覚情報と三半規管
で感じる平衡感覚にズレが生じると自律神経が興奮し「酔い」
の状態になります。不安感」なども原因です。車酔いする人が
バスの中のにおいや、たばこなど苦手なにおいがすると酔いや
すくなるのと同じで、「また地震が起こるかも」「親戚、家族
は大丈夫だろうか」といった不安感が余震による酔いを増幅さ
せているのでしょう。地震酔いが苦しい人は、深呼吸をし、冷
たい水や温かいお茶を飲むなど、リラックス出来る工夫をして
みて下さい(喜多悦子 日本赤十字九州国際看護大学長)。


3月18日(金)7時57分 産経新聞
「復興国債」緊急発行方針 10兆円超 日銀引き受け
東日本大震災を受け、政府は、復旧・復興のための補正予算編
成に向け、主要財源として日銀が全額を直接引き受ける「震災
復興国債」を緊急発行する方針を固めた。複数の政府筋が明ら
かにした。発行額は10兆円を超す見通し。日銀や与党と早急に
調整に入り野党も含めた合意を目指す。

震災復興国債を日銀に引き受けさせる案が急浮上。日銀による
国債引き受けは財政法5条で禁止されているが、同条のただし
書きに「特別の事由がある場合において国会の議決を経た金額
の範囲内ではこの限りでない」と規定されており、今回の震災
は「特別な事由」にあたると判断した。

平成7年の阪神大震災の復興対策では3度の補正予算で計3
兆3
800億円が計上された。今回の震災ははるかに規模が大きいこと
から「10兆円や20兆円では足りない」(亀井静香国民新党代表)
との声もある。

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注釈
10兆円規模の意味は2009年度の名目国内総生産の約2.3%
(\85/$、GDP431兆円)に当たり、復興超概算見積額、約100兆
円÷5年=20兆円程度と試算。従って、1回目の復興債としては、
少し足らないとザックリとした感じてみている(耐震・耐津波・
原発・新基盤整備・新防災システムなど全国展開させるべき必
要経費と定義してみて)。


3月18日11:54 WSJ
半径80キロ避難指示の「科学的根拠」が疑問-米原子力推進団体
オバマ米政権が16日、福島第1原発の半径50マイル(約80キロメ
ートル)以内の米国民間人と軍人に対し避難を指示したことに
ついて、米原子力業界の推進団体は決定の「科学的な根拠」が
疑わしいと述べている。オバマ政権が決定した在日米国人の50
マイル隔離指示は同日、米メディアで大々的に報じられた。日
本政府が半径12マイル(約20キロ)からの避難指示にとどめて
おり、原発周辺地域のリスク査定で米政府が日本政府の見解に
同意していないことを示唆しているからだ。米原子力研究所(
NEI)の広報担当、スティーブ・ケリークス氏はダウ・ジョーン
ズ通信とのインタビューで、原子力発電関連業界は米政府の措
置の「科学的根拠に疑問を抱いている」と語った。


Ganbariya !

 

 


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Fukushima I NPP 1975.jpg

【津波の波高】

こんかいの被災をリアルタイムなテレビ放送を見て、地震警報
から、即避難するのかと思っていたが、暫く見物している人た
ちが大勢いたが、防災訓練の周知徹底がされていないのかと奇
異に映った。もう1つ、全国にある潮位計(74ヶ所)で
津波の波
高が観測できないというアナウンスがあったことだ(気象庁「
観測地点一覧表」)


そもそも、地震強度と波高との関係はというと、無関係ではな
が水位計データら計算するのが実際的で次式でザックリ計算で
きる。


                  V sqrt{g(d+H)}  × 3.6
 

但し、g:重力加速度〔m/s2〕、d:水深〔m〕、H:波高〔m
V:速度〔km/h

波高を求めるには、水深と速度を求めることで計算はできる。
ここで、潮位あるいは水位計測の現状は下表のようなものがあ
る。このうち追随性や精度などを考えると、水中投入型でコン
パクトな水圧方式が良いだろう。そしてネットワーク化すれば
リアルタイムの2次元潮位マッピングできる。




表 各潮位・水位計方式と性能比較

測定方式 検出器 測定範囲 測定精度 備考
%FS at 20℃
水圧 水晶振動子 0~70 0.05 QS型
水圧 静電容量 0~50 0.2 FQM型
水圧 圧電素子 0~50 0.1 ELP型
音波 反射受信 0~13.5 0.2cm W型
フロート ディスプレースメント式 0~100 0.1  
電波 レーダパルス 20 0.1 FMR型



図1 RTK異常測位データ処理を伴うGPSによる変位計測
     装置および変位計測方法(特開2009-281896) 



それでは、より正確な予測ができないということでGPSGlobal
Positioning System
)を利用し 海洋気象ブイや潮位計などの3次
元マッピングをリアルタイムに求める測位方式としてRTKReal
Time kinematic
)法の応用で、リアルタイムで津波・波浪観測が
可能となる。上下図はその説明図だ。5年後?の災害復興時に
は、この防災システムを装備した高価値な国土が実現している
ということだ。津波防災の基本思想はこのように通報の確度を
向上させた、オープンネットワーク型をいかに根付かせるかと
いうことになる。言葉が悪いかも知れないが‘盾と遁走’型防
災計画が定着しているだろうと。



さて、放射能についての考察には時間がないので明日にして、亡くなられた
方々に哀悼のため二分間の黙祷・・・(直れ)。

                                         

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